Ecole de français du Kansai -Traduction, Interprétariat, Guide-
   
    目  次  
⑤ ワインの品種
ドイツ編


・白ワイン用の品種


Bacchus(バフース):補助的な品種だが糖度が高く、ベーレン・アウスレーゼなどのワインが単一で作られることもある。
Kerner(ケルナー):赤ワイン用品種のトロリンガーとリースリングの交配品種。ほのかなマスカット香の軽やかな飲み口で人気がある。

Müller-Thurgau(ミュラー・トゥルガウ):多産品種でしかも栽培がやさしいためドイツで一番栽培面積が多い。スイス・トゥルガウ出身のヘルマン・ミュラーがリースリングの交配品種として造りだした。万人向きの優しい味わい。

Ortega(オルテガ): ミュラー・トゥルガウとジーガーレーベの交配品種。天候に左右されることなく糖度が高くなるため、糖度の低いぶどう品種とのアッサンブラージュに使われることが多い。ラインヘッセンやファルツでアウスレーゼ、ベーレン・アウスレーゼ、トロッケン・ベーレン・アウスレーゼを造ることも多い。酸が少ないため単一品種ワインには不向き。

Riesling(リースリング):ライン、モーゼルなどに代表される高級白ワイン用品種で、世界中に栽培が広がっている。まれにできる貴腐ブドウで作られるトロッケン・ベーレン・アウスレーゼは50年以上も保存が可能。

Rulender(ルーレンダー):Spatburgunder(シュペートブルグンダー)の突然変異種で、フランスのピノ・グリと同種。グラウブルグンダーとも呼ばれる。果皮の色は薄紫をがかった灰色。

Scheurebe(ショイレーベ):シルヴァーナーとリースリングの交配品種で、オーストリアでも栽培される。生産性が高く、リースリングより糖度が高くなる。できたワインは何年も寝かせることが可能で、黒スグリや濃厚なグレーブフルーツといった独特の香りがある。

Sylvaner(シルヴァーナー):ラインへッセン、ファルツ、フランケンなどの生産地の主要品種。酸味が少なく軽やかなワインになる。フランスではアルザスAOPの主要7品種の一つである。

Weisser Burgunder(ヴァイサーブルグンダー):シュパートブルグンダーの突然変異種。フランスのPinot Blanc(ピノ・ブラン)と同種。


バフース ケルナー ミュラー・トゥルガウ
     
オルテガ リースリング  ルーレンダー
     
ショイレーベ シルヴァーナー ヴァイサーブルグンダー