Ecole de français du Kansai -Traduction, Interprétariat, Guide- | |||||||||||||||||||||||||||||||
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目 次 | |||||||||||||||||||||||||||||||
⑤フランス編 ブドウの品種 Cépage ・白ワイン用の品種cépages blanc (セパージュ・ブラン=白ブドウ)‐① Aligoté(アリゴテ):ブルゴーニュの古い品種。AOPブルゴーニュ・アリゴテのほか、クレマン・デ・ブルゴーニュにも使われる。ブルゴーニュで生まれたキールはカシスリキュールとアリゴテの白ワインのカクテルで食前酒として好まれる。 Auxerrois(オーセロワ):芽が出るのが遅い品種で、明るい黄色いオイルのような色の果実には斑が多くみられる。主にアルザス、ロレーヌ地方で栽培されているが、個性を主張するタイプではないので主に補助品種として扱われる。ルクセンブルクでは、リースリングとともにこの国を代表する品種となっている。 Chardonnay(シャルドネ):ブルゴーニュの高級白ワイン用の品種。現在は世界各国で栽培されている。ワインは特別なクセのないしなやかさがあり、ポワトーのような爽やかなものからル・モンラッシェのように香りの余韻の長いもの、シャブリのようなキリっとした辛口までいろいろなタイプのワインになる。 Chenin Blanc(シュナン・ブラン):白ワインの補助的品種。ロワールではPinot de la Loire(ピノ・ドゥ・ラ・ロワール)ともよばれ主要な品種となっている。アンジューやトゥレーヌのような辛口の白、コトー・デュ・レイヨン、カール・ドゥ・シューム、ボンヌゾーのような遅摘みの甘口ワイン、伝統的製法のヴァン・ムスーなど様々なタイプのワインが作られる。 Clairette(クレレット):ローヌ南部からプロヴァンス、ラングドックとフランス南部で広範囲に栽培されている。Clairette Blanch(クレレット・ブランシュ)ともいいフランスでも最も古い品種のひとつに数えられる。ハチミツのような甘い香りとハーブなどのさわやかな香りが特徴。 Colombard(コロンバール):昔からワイン用というよりコニャックやアルマニャックの原料として使われてきたが、AOPコート・ドゥ・ガスコーニュは爽やかで新鮮な酸味と果実味を持つ。カリフォルニア、オーストラリア、南アフリカにも栽培が広がっており、フレンチ・コロンバードと呼ばれる。 Gewurztraminer(ゲヴェルツトラミネール):少し赤みがかった小粒のブドウで、ドイツとアルザスが主要栽培地。ドイツのラインやモーゼルではリースリングと並んで最も重要な品種である。アルザスでは最も重要なブドウの一つで、金色の光沢を持つ特徴的なワインになる。ゲヴェルツはドイツ語で香料・薬味の意味で、強く際立った香りから名付けられた。一般に、甘い香りの花や果物とシナモン、コショウなどスパイスのニュアンスを持つまろやかで力強いワインになる。極甘口のものは長期保存も可能。 Gringet(グランジェ):AOPヴァン・ドゥ・サヴォワの品種としてサヴォワ地方で古くから栽培される。もともと多作ではなく小粒の実しかつけないことに加え、二度の世界大戦による人口の流出や周辺の観光化などでその栽培面積は減少している。現在アルプスの麓のアイーズAyse村でわずか22ha栽培されているだけになり、幻のブドウとも呼ばれる。12haの畑を持つドメーヌ・ベリュアードがビオディナミによって生産しているワインはきわめて評価が高い。 Gros Manseng(グロ・マンサン):ピレネー山麓のバスクや南西地方ジュランソン地域だけの地ブドウ品種。果粒が大きく繊細なアロマを持つ。
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