Ecole de français du Kansai -Traduction, Interprétariat, Guide- | |||
目 次 | |||
1.フランスワインの基礎 ①ワイン大国フランス ワイン生産地として名高いボルドーやブルゴーニュはワインをたしなまない人でも知っているでしょう。ノルマンディーやブルターニュなど雨が多く冷涼な気候で、かつてはブドウ栽培に適さないと言われていた土地にも生産量は少ないながら地のワインがあります。フランス全土にはいったいどれくらいの銘柄のワインがあるのか?正直わかりません。 それぞれに歴史を持った各地の産地、ブドウの品種も生産年もさまざま、値段もオークションで数万ユーロの値がつくものから10リットル入りで10ユーロもしない業務用紙パックまでそれこそピンキリです。フランスではワインは水より安いというのはものによっては事実です。しかし、安いワインはおいしくないかと言えば必ずしもそんなことはなく、例えば美食の都リヨンの居酒屋ル・ブションで出てくるハウスワインはたいてい比較的安価なコート・デュ・ローヌやヌーボーではないボージョレですが、これが実においしいのです。一方年代物の高いワインなど通常試飲はできませんから状態の良し悪しについてはギャンブルみたいなところがあって、買う際は当たりはずれを覚悟しなければなりません。 ワインを日常的に楽しもうと思うと高い酒ばかり買ってはいられませんし、星の数ほどある銘柄をアルコール依存症覚悟で片っ端から飲んでみるというのもうまい方法とは言えません。筆者が提唱したいのは「好きなタイプのワインを早く見つける」という方法です。そのためにはどんな情報が必要かというお話をこれからしていきます。 終わりのほうにフランスのAOC、AOPワインのほぼすべてを紹介しますが、筆者とてすべて飲んでみたわけではなく、いろんな資料から情報を集めて構成してあります。正直コピペもありますから、あくまでも参考にとどめておいてください。 次回はワインの種類について紹介します。 |
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