Ecole de français du Kansai -Traduction, Interprétariat, Guide- | |||||||||||||||
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179. Corbières(コルビエール)Languedoc-Roussillon:1985。オード県の地中海岸、ナルボンヌとカルカッソンヌの間に広がるかなり広い地域をカバーする地区アペラシオン。 場所によって11のテロワールに分けられる。土質は石灰岩と頁岩、結晶片岩の風化土を主体とし、テロワールごとにヴァラエティーに富む。生産量の95%が赤。使用できる品種は多岐にわたるが主要品種は2種類以上使うことが義務付けられる。 赤:主要品種カリニャン、グルナッシュ、ムールヴェドル、シラー、Lladoner pelut(スペインの黒ブドウ品種)。アクセサリー品種サンソー、グルナッシュ・グリ、ピクポル、Terret noir。伝統的に木桶で発酵させる。果汁糖度が1リットルあたり200gにも達するためアルコール度数は高くなる。熟成も木製の樽で行うためほどよい渋味がある長熟タイプのワインができる。シャルキュトリやカスレ、ジビエや猟鳥、仔羊、牛肉などを使った郷土料理がよく合う。特にfréginatというイノシシ肉を使ったコルビエールのカスレとの相性は抜群。チーズなら牛乳か羊乳のハードタイプが合う。 ロゼ:主要品種カリニャン、サンソー、グルナッシュ、ムールヴェドル、ピクポル、シラー。アクセサリー品種ブールブラン、クレレット、グルナッシュ・ブラン、グルナッシュ・グリ、マルサンヌ、ミュスカ・ブラン・ア・プティ・グレン、ピクポル・ブラン、ルーサンヌ、ヴェルメンティーノ、Terret blanc、Terret noir。セニエと圧搾果汁のもの両方がある。アクセサリー品種の白ブドウは絞った果汁を低温で静置して澱下げを行ったのち発酵させるのは白ワインと同じ。輪郭のはっきりしたボディで喉ごしがいい。海の幸や鶏肉に合う。 白:主要品種 ブールブラン、グルナッシュ・ブラン、マカブー、マルサンヌ、ルーサンヌ、ヴェルメンティーノ。アクセサリー品種クレレット、ミュスカ・ブラン・ア・プティ・グレン、ピクポル、Terret blanc。絞った果汁を低温で静置して澱下げを行うため雑味のないオーソドックスな味わいのワインになる。海の幸によく合う。 180. Corbières-boutenac(コルビエール・ブトゥナック)Languedoc-Roussillon:2005。AOCコルビエールからBoutenac、Ferrals-les-Corbières、Fabrezan、Saint-Laurent-de-la-Cabrerisse、Thézan-des-Corbières、Montséret、Saint-André-de-Roquelongue、Luc-sur-Orbieu、Ornaisons、Lézignan-Corbièresという11のコミューンで作られる力強い赤ワインだけを分割して認証されたアペラシオン。 セパージュはグルナッシュ、ムールヴェドル、カリニャン、シラー。1本の木に花芽を12個だけ残すという特別な栽培法をとる。赤紫色で熟した果物のアロマにスパイスのノートがある。豊満で力強い味わいだが、タンニンは強すぎないため若いうちから飲める。生ハムや野菜の肉巻きの煮込み、ブーダンやアンドゥイユなど濃厚な味のシャルキュトリ、ジビエ、猟鳥、カスレ、赤身肉のグリエ、アリゴなどとの相性がいい。14~16℃で供する。熟成期間は3~6年。
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