Ecole de français du Kansai -Traduction, Interprétariat, Guide-
   
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⑤ ワインの品種

日本のワイン品種

 日本ではマスカット・ベーリーAや巨峰、デラウエアなど生食用の品種でワインを作るほか、ヨーロッパからの移入品種も近年多く使われるようになりました。在来のワイン用品種はほぼ甲州に限られていましたが、最近新たな品種を作り出す努力が続けられています。日本独自の品種としてはマスカット・ベーリーA、甲州、山幸の3種が国際ブドウ・ワイン機構によって国際品種の認定を受けています。

ブラッククイーン
:1927年に新潟で誕生した日本固有の黒ブドウ品種。信州、松本平の気候・風土に適し、マスカット・ベーリーAとともに、日本のオリジナル品種として近年注目を集めている。果皮は濃い黒紫色。色濃く、酸味が特徴のしっかりした赤ワインになる。

甲州: 日本古来の品種で、中国原産の「竜眼」(龍眼 ロンガン)の変種とされる。生食用としても流通しているため原材料費が高いのが難点。強い酸味を持ち、さわやかな辛口白ワインになる。大阪河内では「本ブドウ」と呼ばれる。

山幸:欧州系のフレンチハイブリッド「セイベル13053」を耐寒性や収量性を目的にクローン選抜した「清見」と山ブドウを掛け合わせ、さらに選抜した品種で、北海道池田町で開発された。

ヤマ・ソービニオン:ヨーロッパ系のワイン専用品種に日本の気候風土への適応と病害虫への耐性を持たせることを目的として、1990年山梨大学が、日本の在来種である山葡萄とカベルネ・ソーヴィニョンの交雑実生選抜により作出した品種。フルボディの赤ワイン用品種として将来が期待される。

山ブドウ:四国以北の山野に自生する日本在来種のブドウ。雌雄異株で野生のものは実の大きさや房ごとの実のつき方にばらつきがある。縄文時代から食用にされていたことがわかっており、古語ではエビカズラと呼ばれる。完熟して糖度の上がった果実からボディのしっかりした素晴らしいワインができることが注目され、北陸や東北地方で栽培が広がってきている。


 
ブラッククイーン ヤマ・ソービニオン 山ブドウ原種
甲州  山幸 マスカットベーリーA
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