| Ecole de français du Kansai -Traduction, Interprétariat, Guide- | |||||||||||||||||||||
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| 目 次 | |||||||||||||||||||||
| ⑤ ワインの品種 ・その他の国の品種 ヨーロッパの他の国々や新大陸に加えて、日本のワイン用ブドウ品種も少し紹介しておきます。 ・ギリシャの赤ワイン用ブドウ品種 ギリシャはヨーロッパでもっとも古くからワインが作られていた国の一つであるため古代からある品種も多い。 Agiorgitiko(アギォルギティコ):古代ギリシャの時代からある赤ワイン用品種。ペロポネソス半島ネメアでの栽培が多く、Nemea(ネメア)種とも呼ばれる。海抜450~650mの高地で栽培されたブドウからは「ヘラクレスの血」と呼ばれる深く濃い赤の長熟で洗練されたワインができる。 Liatiko(リアティコ):クレタ島に非常に古くからある品種。淡い色で香りの良い辛口赤ワインと、果汁だけで作る甘口白ワインの両方が作られる。 Limnio(リムニオ):黒ブドウ。リムノス島が主な栽培地。アリストテレスが「リムノスのぶどう」と呼んだことが記録されているほど古い品種。アルコール度数が高く、中程度の酸度、タンニンを持つほのかな香りの赤ワインになる。 Mandilaria(マンディラリア):黒ブドウ。エーゲ海特有の品種で、特にクレタ島で多く栽培されている。非常に豊かな色を持つ辛口の赤ワインになる。 Mavrodaphne(マヴロダフニ):黒ブドウ。品種と同名の甘口ワインが有名。多くの変種があると言われる。品種名の由来は、19世紀後半にギリシャがオスマン帝国から解放された後、ワイン生産を手掛けた実業家のダフニという名の愛人にちなんだものだという。 Xinomavro(クシノマヴロ):ギリシャで最高品質の赤ワイン用品種。ほどよいタンニンと強めの酸味のフルボディの赤ワインを作り出す。若いうちはさくらんぼのような赤い果実のさわやかさがあるが、熟成するとどっしりした風格が備わってくる。ブルゴーニュと似ているとも言われる。
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