Ecole de français du Kansai -Traduction, Interprétariat, Guide- | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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Bordeaux(ボルドー)2: 1936。Gironde(ジロンド)県とHaute-Garonne(オート・ガロンヌ)県にまたがる産地全域をカヴァーする広域アペラシオン。 11.Cérons(セロン)ボルドー:1936。グラーヴのバルザックの隣に位置するCérons、Illats(イラ)、Podensac(ポダンサック)という3つのコミューンで作られる一級極甘口の白ワインだけの村名アペラシオン。土質は石灰岩の上の荒い砂地。 主要品種セミヨン。補助品種ミュスカデル、ソーヴィニョン・ブロン。柑橘と南国の果物、焼いた果物や砂糖漬けの果物のアロマ。とろりとしている。熟成期間2~15年。 地元で作られるTome Céronée(トム・セロネ)というハードタイプのチーズとよく合う。このチーズの表皮に見られる小さな凹凸はコナダニによって形成されたもの。
12.Côtes de Blaye(コート・ドゥ・ブライ)ボルドー:AOC1936。Blayeの41のコミューンで作られる辛口白ワインだけの地区アペラシオン。 主要品種:コロンバール、ユニ・ブロン。アクセサリー品種:ミュスカデル、ソーヴィニョン・ブロン、ソーヴィニョン・グリ、セミヨン。 AOPに変わったときPremières-côtes-de-blayeと統合。画像は7. Blaye(ブライ)参照。 13. Côtes de Bordeaux(コート・ドゥ・ボルドー)ボルドー:2009。ボルドー全域に広がる以下の5つのAOCを統合した広域AOP。 ①Blaye-côtes-de-Bordeaux:BlayaisとBourgeais(ブールジェ)に位置する41のコミューンで構成される。旧名称Premières-côtes-de-Blaye(AOC1936)。 ②Cadillac-côtes-de-Bordeaux(カディヤック・コート・ドゥ・ボルドー):Entre-deux-Mersに位置する39のコミューンで構成される。旧名称Premières-côtes-de-Bordeaux rouges(AOC2009)。 ③Castillon-côtes-de-Bordeaux(カスティヨン・コート・ドゥ・ボルドー):Libournais(リブルネー)に位置する9つのコミューンで構成される。旧名称Côtes-de-Castillon(AOC1936)。 ④Francs-côtes-de-Bordeaux(フラン・コート・ドゥ・ボルドー):Libournaisに位置する③とは別の3つのコミューンで構成される。旧名称Bordeaux-côtes-de-Francs(AOC2009)。 ⑤Sainte-Foy-côtes-de-Bordeaux(サント・フォワ・コート・ドゥ・ボルドー):Entre-deux-Mersに位置する19のコミューンで構成される。旧名称Sainte-Foy-Bordeaux(AOC1937)。土質は砂礫層または大きな礫の混じる石灰質粘土。 赤(99%):主要品種カベルネ・ソーヴィニョン、カベルネ・フラン、メルロー。アクセサリー品種:カルメネール、マルベック、プティ・ヴェルド。作られるワインには5つのテロワールごとの特徴があるが、おおむね共通するのはベリー系の果実香とスパイシーなアロマ。滑らかなタンニンを持つフルボディで比較的長熟であるという点。いかにもボルドーらしい赤と言える。 白はFrancs-côtes-de-Bordeauxだけでわずか1%作られる極甘口白ワインのみ。主要品種ソーヴィニョン・ブロン、ソーヴィニョン・グリ、セミヨン、ミュスカデル。補助品種コロンバール、ユニ・ブロン。 14. Côtes de Bordeaux Saint-Macaire(コート・ドゥ・ボルドー・サン・マケール)ボルドー: 1937。アントル・ドゥー・メールの8つのコミューンで作られる極甘口白ワインのアペラシオン。土質は砂の混じる石灰質粘土。 セパージュはソーヴィニョン・ブロン、セミヨン、ミュスカデル。麝香や炒ったアーモンド、ヴァニラの香り。ドライヴルーツと蜂蜜のようなアロマ。熟成期間は2~5年。 15. Côtes de Bourg ou Bourgeais(コート・ドゥ・ブールまたはブールジェ)ボルドー:赤1936、白1942。ガロンヌ川とドルドーニュ川の合流点の右岸のBourg(ブール)、Bayon-sur-Gironde(バイヨン・シュル・ジロンド)、Lansac(ランザック)など15のコミューンのアペラシオン。ブライの南に接する。 赤:カベルネ・ソーヴィニョン、カベルネ・フラン、メルロー、マルベック。タンニンの強い赤ワイン主体。飲み頃は3~8年。 白:ソーヴィニョン・ブロン。生産量は赤の1%に満たない。
16. Crémant de Bordeaux(クレマン・ドゥ・ボルドー)ボルドー: ボルドーの広い範囲で生産される微発泡スパークリングワインの広域アペラシオン。1936。白とロゼがある。主要品種:セミヨン、カベルネ・ソーヴィニョン、カベルネ・フラン、メルロー、プティ・ヴェルド、カルメネール、マルベック。ロゼは黒ブドウ品種のセニエで作る。 17. Entre-deux-Mers(アントル・ドゥー・メール)ボルドー:ガロンヌ川とジロンド川に挟まれた地域アペラシオン。南側をHaut Entre-deux-Mersと呼ぶ。1936。AOP移行に伴ってEntre-deux-Mers - Haut-Benauge(アントル・ドゥー・メール・オー・ブノージュ)を統合。土質は石灰岩質土壌。 辛口の白:ソーヴィニョン・ブロン、セミヨン、ミュスカデル。柑橘や黄色い花、南国の果物の香り、フレッシュでフルーティ。シーフードを使ったパエリア、カルパッチョなどに合う。1~2年のうちに飲むべきワイン。 白以外のタイプのワインはBordeaux supérieurに含む。
18. Fronsac(フロンサック)ボルドー:1937。サンテミリオンにあるフロンサックを含む7つのコミューンの地区アペラシオン。カノン・フロンサックとは別。土質は深い石灰質粘土。 赤:メルロー、カベルネ・フラン。赤いベリーと胡椒など強いスパイスの香りが傑出。丸みのある複雑なアロマのフルボディ。熟成期間は5~12年。いいものはさらに長期の保管が可能。 19. Graves(グラーヴ)ボルドー:1937。ボルドー6大産地の一つ。ガロンヌ川左岸でメドックと接する地域アペラシオン。グラーヴ、ペサック・レオニャン、セロンなどを包括。土質は岩盤の上に堆積した砂の多い沖積土。 赤、白、甘口の白を生産。一つのシャトーで赤、白両方を作っているところがあるのもグラーヴの特徴。 赤:メルロー、カベルネ・ソーヴィニョン、カベルネ・フラン、マルベック、プティ・ヴェルド。樹脂の多い花の香り、チョコレート、ヴァニラ、赤と黒のベリーのアロマ。長熟タイプでしなやかだがボディのしっかりした豊かな味わい。熟成期間は5~15年。 白:セミヨン、ソーヴィニョン・ブラン、ミュスカデル。アルコール度数11度以上の辛口と、 Graves-supérieures(グラーヴ・シュペリウール)と呼ばれる甘口がある。 20. Graves-de-Vayres(グラーヴ・ドゥ・ヴェール)ボルドー:1937。Gravesの中のVayresという一つのコミューンだけで作られる赤、辛口の白、甘口の白の村名アペラシオン。土質はドルドーニュ川の沖積土である砂礫土、砂質粘土、酸化鉄を多く含む砂礫土が混在。 メルロー主体の赤はルビー色で繊細なアロマを持つ。フルーティで肉付きがいい。 白は4種類ある。最も多く作られるのは辛口の白でセパージュはソーヴィニョン・ブラン、(70 %)、セミヨン(20~25 %)、ミュスカデル(5~10 %)。 しかし、量は少ないながらこのアペラシオンを特徴づけるのは以下の3種である。①ソーヴィニョン・ブラン100%の辛口の白:生き生きとした柑橘や白い花のアロマを持ち、フレッシュな味わい。②木製の樽で熟成するセミヨン100%の辛口の白:バターのようなコクがあり、ゆったりしたまろやかな口当たりと長い余韻のバランスがいい。③セミヨン100%で作られる甘口の白:麦わら色で蜂蜜のような甘美なアロマ、フレッシュでのどごしがいい。 |
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