Ecole de français du Kansai -Traduction, Interprétariat, Guide- | |||||||||||||||||||||||||
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250. Bandol ou Vin de Bandol(バンドルまたはヴァン・ドゥ・バンドル)Provence:1941。Var(ヴァール)県のBandolを含む8つのコミューンの村名アペラシオン。土質は泥灰土、フリント混じり石灰質粘土、砂質度が混在し、礫が多く混じる。 赤(31 %)、ロゼ(64 %):ムールヴェドル、グルナッシュ、サンソー、シラー、カリニャン。赤は力強く、タンニンが豊富で10年以上も保存可能。赤い果実の香りで、後口にトリュフや森の下草のニュアンスを感じる。ジビエとの相性が最もよく、イノシシ、シカ、野ウサギなどの赤ワイン煮込みとよく合う。 ロゼは野バラのような色合いで、熟成が進むにつれムールヴェドルの色合いがますます冴えてくる。魚介料理やナスとパルメザンチーズの重ね焼きなどプロヴァンスの郷土料理に合う。 白(5 %):クレレット、ユニ・ブラン、ブールブラン、ソーヴィニョン・ブラン、マルサンヌ、セミョン、Rolle(イタリアの白ブドウ品種)。麦藁のような透きとおった黄色でシナの花やエニシダのような香り。海の幸によく合う。 251. Bellet ou Vin de Bellet(ベレまたはヴァン・ドゥ・ベレ)Provence:1941。Alpes-Maritimes(アルプ・マリティム) 県 Niceの東に接するコミューンの村名アペラシオン。栽培面積はわずか47ha。10軒の生産者がいる。プロヴァンスの中で最も東に位置する。土質は白亜と石灰質粘土に円平礫岩が混じる。 赤(42 %)、ロゼ(23 %):主要品種はベレの固有品種であるFuella、Braquetetとサンソー。補助品種はグルナッシュ、他の白ワイン用品種もあわせて40%以内使用することが認められている。プルーンやマルメロのアロマ。熟成するとイチゴのブーケも現れる。タンニンが豊富で長熟タイプの力強い味わい。プロヴァンスの肉の蒸し煮によく合う。 ロゼはベレ特有の品種を使うため、きわめて個性的である。エニシダやスミレのアロマ。フレッシュな味わい。Socca(ソッカ)というひよこ豆の粉を焼いたニース名物の軽食に合う。 白(35%):ロール(ヴェルメンティーノ)、ルーサンヌ、固有品種のSpagnol(Mayorquin)。補助品種はクレレット、ブールブラン、シャルドネ、ミュスカ・ア・プティ・グレンと固有品種のPignerolをあわせて40%以内使用することが認められている。ベルガモットや柑橘の花の香りが際立つ甘口。舌平目のムニエルなどが合う。
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