Ecole de français du Kansai -Traduction, Interprétariat, Guide- | ||||||||||||||||||||||||
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6. Bourgogne(ブルゴーニュ)19 102. Nuits-saint-georges(ニュイ・サン・ジョルジュ)ブルゴーニュ:1936。コート・ドール県コート・ドゥ・ニュイのNuits-Saint-GeorgesとPremeaux-Prissey(プレモー・プリセ)という2つのコミューンの村名アペラシオン。41の1級クリマを持つ。土質は、北部は沖積土の上に堆積した砂礫を含む泥土。南部は深い泥灰質・石灰質の沖積土。 赤(97%):ピノ・ノワール100%。深みのある紫紅色。チェリー、イチゴ、カシスの香り。熟成させるとなめし革、トリュフ、ジビエのニュアンスが現れる。しっかりした骨格と強いボディのバランスがよく余韻が長い。野性味のあるワインなので仔羊のロースト、リブステーキ、鴨、ジビエとの相性が抜群。エポワスなど強いウォッシュタイプのチーズともよく合う。熟成期間5~10年。よい年のものは15年以上の熟成も可能。 白(3%):シャルドネ100%。黄金色。ブリオッシュ、蜂蜜、白い花の香り。堅固で豊満、力強い味わい。魚のグリル、調理した甲殻類、魚貝のグラタンによく合う。熟成期間4~8年。 103. Pernand-vergelesses(ペルナン・ヴェルジュレス)ブルゴーニュ:1970。コート・ドール県コート・ドゥ・ボーヌの村名アペラシオン。11の1級クリマを持つ。土質は、斜面の麓は石灰質粘土にフリントと珪質岩の破片が混じり、カリとリン酸が豊富。中腹は小石まじりの石灰質土壌。ピノ・ノワールの栽培に適している。上部は褐色や黄色を帯びた泥灰土でシャルドネ向き。 赤(55%):ピノ・ノワール100%。濃いルビー色。イチゴ、キイチゴ、スミレの香り。熟成すると森の下草、スパイスのニュアンスが現れる。力強さとまろやかに溶けたタンニンが心地よく、肉づきとコクがあってバランスの取れた味わい。 牛肉のローストや蒸し焼きの赤ワインソース、ジゴ・ダニョー、ジビエのプラムソース、豚肉のグリルなどとよく合う。モンドールなど強いチーズとの相性もいい。熟成期間5~10年。 白(45%):シャルドネ100%。淡い黄金色。熟成が進むと黄金色は濃くなる。サンザシやアカシアなど白い花の香りに蜂蜜、スパイスのアロマ。生き生きとした辛口。フランスでは寿司に合うワインとされるが、魚のクリーム煮などにも合う。シェーブルチーズとの相性もいい。熟成期間3~8年。 104. Petit Chablis(プティ・シャブリ)ブルゴーニュ:1943。ヨンヌ県シャブリの村名アペラシオン。極辛口の白で知られるシャブリの一部だがワインの性格は異なる。土質は砂混じりの泥灰質土。 白:シャルドネ100%。緑を帯びた輝きのある澄んだ黄金色か麦藁色。サンザシやアカシアなど白い花とレモン、グレープフルーツなど柑橘類のアロマにミネラルのニュアンス。果実味と酸のバランスがよく、生き生きと軽快なアタックに心地よくまろやかな余韻が続く。生ガキ、魚の蒸し煮、山羊乳チーズの若いものを焼いてサラダに添えたシェーブル・ショーなどによく合う。また、ブルゴーニュ料理の代表格の一つ、エスカルゴに合わせられる白ワインとしては最高のものかもしれない。アペリティフとして楽しむことも多い。若いうちに飲めるが2年ぐらいが最もいい。
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