Ecole de français du Kansai -Traduction, Interprétariat, Guide- | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
目 次 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
6. Bourgogne(ブルゴーニュ)20 105. Pommard(ポマール)ブルゴーニュ:1936。コート・ドール県コート・ドゥ・ボーヌの村名アペラシオン。28の1級クリマを持つ。エチケットにはPommardまたは Pommard 1er cruの後ろにクリマ名を記載することができる。土質は、斜面下部は石灰質、泥灰質の沖積土。堆積土で、中腹は石灰岩の小礫を多く含む石灰質粘土で水はけがいい。上部は酸化鉄のため赤みを帯びた石灰質褐色土壌からなる泥灰土。 赤:ピノ・ノワール85%以上、15%以内でピノ・グリと、Pinot Liébaultを補助品種として使うことが許される。ルビーから赤紫の濃い色。ブラックベリー、ブルーベリー、スグリ、チェリーの核、熟したプルーンのアロマ。熟成とともになめし革、チョコレート、胡椒のノートが現われ野性味を増す。タンニンがきわめて強く、最初の4年ほどは強い収斂性を持つが、5~15年で果実味とまろやかに溶け合い、しっかりした骨格と豊かな肉付きのバランスが取れたリッチな味わいになる。あらゆるジビエ、アントルコート、仔羊のグリルなどと相性が抜群。個性の強いエポワス、リヴァロ、ポン・レヴェックなどウォッシュタイプのチーズに合わせるのもいい。数十年熟成し続ける力がある。 106. Pouilly Fuissé(プイィ・フュイッセ)ブルゴーニュ:1936。ソーヌ・エ・ロワール県マコネのChaintré(シェントレ)、Fuissé(フュイッセ)、Solutré-Pouilly(ソリュートレ・プイィ)、 Vergisson(ヴェルジソン)という4つのコミューンに認められた村名アペラシオン。194のリュー・ディーを持つ。土質は石灰岩の岩盤上の小石混じり石灰質粘土。 白:シャルドネ100%。ブルゴーニュのシャルドネといえば真っ先に名前が挙がるほど有名。明るく澄みきった黄金色は「Roi du Mâconnais(マコネの王)」とあだ名される。香りはデリケートで緻密。アカシアの花、フリント、煎ったアーモンド、ヘーゼルナッツ、蜂蜜などのアロマ。ミネラルが豊富でコクがある。繊細で上品な味わいは美食向きと言われる。ドンブのカエル、ブレスの鶏、ソーヌ川の魚、クネル、Gougères(シュー生地にグリュイエールチーズを加えて焼いた菓子)、マコンのヤギのチーズなどに特に合う。熟成期間2~3年。よい年のものは10年保存も可能。 Solutré-Pouillyは後期旧石器時代ソリュートレ文化の標識遺跡があることで知られ、La Roche de Solutré(ラ・ロシュ・ドゥ・ソリュートレ)という岩山の近くに先史博物館がある。 107. Pouilly Loché(プイィ・ロシェ)ブルゴーニュ:1940。ソーヌ・エ・ロワール県マコネのFuissé の東に隣接するLochéというコミューンの村名アペラシオン。8つのリュー・ディーを持つ。土質は、無数の断層により多様で複雑。村の北は古い砂岩と片岩の土壌。南は鉄分を含む石灰質粘土。 白:シャルドネ100%。マコンの代表的な白ワインのひとつ。緑を帯びた黄金色。アカシアやサンザシの花、白桃やレモン、グレープフルーツの香り。3~5年寝かせると琥珀色の美しい黄金色になり、洋梨、アプリコット、カリン、ドライフルーツ、グリルしたアーモンドやヘーゼルナッツなどより複雑なアロマが生まれる。飲み口は絹のように柔らかく、豊満で、ミネラルもありフレッシュな味わい。長い余韻も楽しめる。魚や牡蠣、エビ、白身の肉、ヤギのチーズなどと相性がいい。熟成期間2~3年。よい年のものは10年保存も可能。 108. Pouilly-Vinzelles(プイィ・ヴァンゼル)ブルゴーニュ:1940。ソーヌ・エ・ロワール県マコネの Vinzellesというコミューンの村名アペラシオン。11のリュー・ディーを持つ。Loché(ロシェ)の南に接する。土質はプイィ・ロシェの南部と同じ鉄分を含む石灰質粘土。 白:シャルドネ100%。数か月オーク樽で熟成してから瓶詰めする。水晶のように澄んだ薄い黄金色。蜂蜜、白い花、アカシア、桃、アプリコット、グレープフルーツなど複雑なアロマ。豊富なミネラルと滑らかさのバランスがよく、広がりのある豊満な味わい。甲殻類、白いバターで調理した魚、アンドゥイエットなどと合うが、特にブレスの鶏やマコンのヤギのチーズなどとの相性は抜群。熟成期間5~10年。 109. Puligny-montrachet(ピュリニー・モンラッシェ)ブルゴーニュ:解説は64. Chassagne-montrachet(シャサーニュ・モンラッシェ)に続けて記載。
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||