Ecole de français du Kansai -Traduction, Interprétariat, Guide-
   
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6. Bourgogne(ブルゴーニュ)21

113. Ruchottes-Chambertin(リュショット・シャンベルタン)ブルゴーニュ詳細は80. Gevrey-Chambertin(ジュヴレ・シャンベルタンの続きを参照。

114. Rully(リュリー)ブルゴーニュ:1939。ソーヌ・エ・ロワール県コート・シャロネーズのRullyとChagny(シャニー)という2つのコミューンに認められた村名アペラシオン。24の1級クリマを持つ。RullyとRully 1er cruは後ろにクリマ名を記載する。土質はピノ・ノワールの栽培に向く粘土の少ない褐色のカルシウム土壌とシャルドネに向く石灰質粘土。
赤(36%):ピノ・ノワール100%。ルビー色から濃いガーネット色。黒や赤のベリー、甘草、リラ、バラなどの香り。煮た果実、キルシュ、胡椒などのアロマ。フルーティだが動物的なアタック。ほどよいタンニンが数年たつとなめらかに変わり、余韻が長い。ローストチキンのソース添えや、レバー、リ・ドゥ・ヴォー、腎臓など内臓料理との相性がいい。熟成期間3~6年。
白(64%):シャルドネ100%。緑を帯びた黄金色。熟成につれて黄金色が濃くなる。アカシア、スイカズラなどの花のアロマ。スミレ、レモン、白桃、擦ったフリントのニュアンス。熟成させると蜂蜜、カリン、ドライフルーツの香りが現われる。フルーティで、まろやか、なめらかで余韻が長い。熟成期間2~8年。

115. Saint-Aubin(サントーバン)ブルゴーニュ:1937。コート・ドール県コート・ドゥ・ボーヌの村名アペラシオン。20の1級クリマを持つ。Saint-AubinとSaint-Aubin 1er cruは後ろにクリマ名を記載する。土質は、ピノ・ノワールの栽培に向く石灰岩礫混じりの褐色の石灰質粘土とシャルドネの栽培に向く石灰岩礫が多く混じる白い石灰質粘土。
赤(25%):ピノ・ノワール100%。濃いガーネット色から真紅色。カシス、桜桃、ブラックベリーの香りに、甘草、森の下草、キノコのアロマ。果実味豊かでほどよい酸とタンニンを持ち、滑らかな余韻の長い味わい。ブフ・ブルギニョン、ポトフ、テリーヌ、ハトやウズラの赤ワインソース、内臓料理などと合う。熟成期間3~5年。
白(75%):シャルドネ100%。クリマや生産年によって異なる黄金色が現われる。若いうちはアカシアやサンザシ、など白い花と未熟な柑橘の香り、樽熟成を経ると樽香とヴァニラのニュアンス。堅固で優しく、若いうちはとがったところがあるが、やがてオイリーで完全な、気品にあふれるワインになる。エスカルゴ、テリーヌ、霜降り肉のハム、実のしっかりした魚のグリルや若いコンテ、グリュイエールなどハードタイプのチーズと相性がいい。熟成期間2~8年。

116. Saint-Bris(サン・ブリ)ブルゴーニュ:2003。ヨンヌ県グラン・オーセロワの Chitry(シトリー)、Irancy(イロンシー)、Quenne(ケンヌ)、Saint-Bris-le-Vineux(サン・ブリ・ル・ヴィヌー)、Vincelottes(ヴァンスロット)という5つのコミューンに認められた村名アペラシオン。2つの1級クリマを持つ。土質は、石灰岩の斜面の麓に堆積したヨンヌ川の沖積土と泥灰土。
白ワインのみ。主要品種ソーヴィニョン・ブラン、補助品種ソーヴィニョン・グリ。澄んだ緑がかった黄金色で、柑橘類、桃、カシスの葉の香り。数年置くとジャムや砂糖漬けの果実のアロマを伴う。たっぷりとした果実味とはっきりしたミネラルを感じ、非常に飲みやすい。シンプルにアペリティフとしても楽しめるし、魚、カニ、エビ、貝類ともよく合う。数年の若いうちに飲む。


Saint-Véran教会 Chagny  Domaine du Château de Rully
Domaine du Château de Rullyの畑 赤        白 
Château-de-Gamay サントーバンのブドウ畑
   
Saint Aubin教会 サントーバンのカーヴ  赤       白

Quenneのノートルダム教会

サン・ブリのカーヴ