Ecole de français du Kansai -Traduction, Interprétariat, Guide-
   
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6. Bourgogne(ブルゴーニュ)22

117. Saint-romain(サン・ロマン)ブルゴーニュ:1947。コート・ドール県コート・ドゥ・ボーヌの村名アペラシオン。16のリュー・ディーを持つ。Saint-romainとSaint-romain 1er cruは後ろにクリマ名を記載する。土質は、シャルドネの栽培に最適な粘土質の土砂混じり泥灰土・石灰質土。
白(55%):シャルドネ100%。緑がかった輝きのある黄金色。菩提樹、白い花、ミネラルのアロマ。口に含むと熟成によってまろやかになったミネラルが甘さを醸し出す。オムレット、魚のポワレ、野菜のマリネなどとよく合う。白カビチーズとの相性もいい。熟成期間3~10年。
赤(45%):ピノ・ノワール100%。この村名アペラシオンではなく広域AOP Côtes de Beauneに含むが、エチケットにCôtes de Beaune Saint-romainと記載することができる。深いルビー色。スグリ、キイチゴ、チェリーのような小さな赤い果実の香りにスパイスのニュアンス。ごく若いうちから飲めるが、熟成するとタンニンは繊細でエレガントになり、ビロードのように滑らかな口当たり。仔牛のクリーム煮や白身肉、鶏肉に合う。ブリヤ・サヴァランのような乳脂肪分の多い白カビチーズも相性がいい。熟成期間6~12年。

118. Saint-véran(サン・ヴェラン)ブルゴーニュ:1971。ソーヌ・エ・ロワール県マコネのChânes(シャーヌ)、Chasselas(シャスラ)、Davayé(ダヴァイェ)、Leynes(レイヌ)、Prissé(プリセ)、Saint-Vérand(サン・ヴェラン→アペラシオン名には末尾にdは付かない)、Saint-Amour Bellevue(サンタムール・ベルヴュー)、Solutré-Pouilly(ソリュートレ・プイィ)という8つのコミューンに認められた村名アペラシオン。189のリュー・ディーを持つ。アペラシオン名の後ろにクリマ名を記載できる。土質はウミユリ石灰岩礫を含む灰色の泥灰土やフリントを含む石灰質粘土。
:シャルドネ100%強い輝きを持つ黄金色。白桃や洋梨のような繊細なフルーツ、アカシア、スイカズラ、生のアーモンド、シダ、ヘーゼルナッツ、シナモン、バター、蜂蜜、トロピカルフルーツなど複雑なアロマ。アタックは辛口だがまろやか、厚みがあり、酸味との調和がとれていて後味はフレッシュ。貝類やエビ、カニ、魚料理のほか、ブルーチーズにもよく合う。6年以内に飲む。

   
サン・ロマンの村 Saint-Romain教会  赤       白
     
Saint-Amour-Bellevue教会 Saint Pierre et Saint Paul教会 Chânes 

サン・ヴェランのブドウ畑

Domaine de Château de Chasselas