Ecole de français du Kansai -Traduction, Interprétariat, Guide- | ||||||||||||||||||||||||||||
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6. Bourgogne(ブルゴーニュ)24 122. Volnay(ヴォルネー)ブルゴーニュ:1937。コート・ドール県コート・ドゥ・ボーヌの村名アペラシオン。30の1級クリマを持つ。VolnayとVolnay 1er cruは後ろにクリマ名を記載する。土質は、斜面上部は石灰質粘土。下部は白亜土のような軽く白い石灰質粘土。麓になると鉄分と石灰岩礫を多く含む深い石灰質粘土。 赤:ピノ・ノワール100%。クリマによる差はあるが、生き生きとしたルビー色か淡いガーネット色。スグリやチェリーなど赤い果物の香り。熟成させるとシナモン、甘草、麝香などのアロマが現われる。ブルゴーニュ赤ワインのなかで最も女性的といわれるが、酸味もある一方凝縮し、複雑でデリケート。アタックは生き生きとし、余韻は官能的で心地よい。ローストチキンや猟鳥のローストやシチューとの相性がいい。香りの強いチーズともよく合う。4~5年で飲み頃を迎えるが、長期熟成にも向く。熟成期間10~20年。 123. Vosne-romanée(ヴォーヌ・ロマネ)ブルゴーニュ:詳細は86. La Grande Rue(ラ・グラン・リュー)の続きを参照。 124. Vougeot(ヴージョ)ブルゴーニュ:1936。コート・ドール県コート・ドゥ・ニュイの村名アペラシオン。5つの1級クリマを持つ。VougeotとVougeot 1er cruは後ろにクリマ名を記載する。グラン・クリュ・クリマの67. Clos de Vougeotは独立した別のAOC。土質は、褐色の石灰岩の岩盤の上に堆積したきめの細かい泥灰土と石灰質粘土。斜面上部は厚く、麓に向かうにつれて浅くなる。 赤(72%):ピノ・ノワール100%。奥深い輝きのある濃い紫紅色。スミレや桜桃、カシスなどの小さな果実の香り。熟成すると森の下草、枯葉、トリュフ、動物の香りを伴う。がっしりしたボディでタンニンはデリケート。滑らかさと酸のバランスがよく、甘草の後香がある。ローストビーフ、ローストチキン、仔羊のローストなど強い味の柔らかい肉が合う。モンドールなど個性的なチーズとの相性もいい。熟成期間10~20年。 白(28%):シャルドネ100%。淡い黄金色またはグレーを帯びた黄金色。サンザシ、アカシア、マンゴのアロマにミネラルのニュアンス。熟成させると、龍涎香、パン・デピス、カリン、イチジクなど複雑なアロマが現われる。きわめて辛口でコクがあるのはコート・ドゥ・ニュイのシャルドネの特徴。オマール、伊勢海老、魚のオーヴン焼きかクリームソースなどとよく合う。熟成期間3~8年。 この村で数少ない古くからある白ワイン用の畑はシトー会の修道院がはじめたもの。
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