Ecole de français du Kansai -Traduction, Interprétariat, Guide- | |||
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・ワインの味を表現する 4つの味については、ブドウそのものと醸造法に由来する甘みと酸味のバランスがまず重視されます。そこに加わるのがブドウの果皮からくるタンニンや樽熟成などに由来する苦みです。塩味についてはわずかなニュアンスとして存在するようです。 1.甘味 甘味を表現する形容詞はいくつかあり、le sucré ~と表現されます。 le sucré(ル・シュクレ):甘み fondant(フォンダン):とろけるような gras(グラ):豊かな suave(シュアヴ):甘美な onctueux(オンクチュオー):ねっとりした lourd(ルール):濃厚な 2.酸味 酸味はl’aciditéに形容詞をつけて表現する言葉と一つの単語で酸味の状態を表す言葉があります。 l’acidité(ラシディテ):酸味 agressif(アグレッシフ):攻撃的な(強すぎる酸味を表す) coupant(クーパン):鋭い、シャープな frais(フレ):新鮮な rafraîchissant(ラフレシサン):さわやかな vert(ヴェール):未熟な、青臭い vif(ヴィフ):生き生きとした aigre(エーグル):酸っぱい(酸敗したワインにも使う) 3.苦味 苦味を表現する形容詞は少なく、野菜やスパイスの味にたとえられることが多いようです。 l’amertume(ラメルチュム):苦味 âpre(アプル):不快な sauge(ソージュ):セージ(l’amertume saugeのように使う) gentiane(ジャンシァン):リンドウ amande(アマンド):アーモンド chicorée(シコレ):チコリ endive(アンディーヴ):アンティーブ 4.塩味 le salé(ル・サレ):塩味 salé(サレ):塩味のある alcalin(アルカラン):塩基性の、アルカリ性の marin(マラン):海の これら4つの味以外にワインの味の大事な要素として渋味があると思うのですが、フランスではあまりいい意味を持たないようです。vin âpre(ヴァン・アプル)というのは「渋いワイン」という意味ですが、苦味の表現で出てきたâpreと同じで飲んで不快なワインを指すようです。筆者など熟成した赤ワインのこなれたタンニンや樽のニュアンスからくるほどよい渋味を美味しいと感じるのですが、フランス人にとってはいい渋味は苦味の一種らしいです。 それはともあれ、手元にある資料には味わいを表現する言葉も150ぐらいあります。大半は形容詞です。よく見かける言葉をいくつか紹介しましょう。 |
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