Ecole de français du Kansai -Traduction, Interprétariat, Guide- | |||
目 次 | |||
5.味わいを表現する言葉 acerbe(アセルブ):苦くて渋くて酸っぱい(熟成していない) ample(アンプル):十分な、たっぷりした。(糖度やタンニンについて) astringent(アストリンジャン):収斂性のある(タンニンが多い) beau(ボー):魅力的な charnu(シャルニュ):こくのある、肉付きのいい charpanté(シャルパンテ):構成がしっかりした complet(コンプレ):完全な(当たり年の傑出した) complexe(コンプレクス):複雑な concentré(コンサントレ):濃厚な、凝縮した développé(デヴェロペ):熟成した épais(エペ):厚みのある、濃厚な épanoui(エパヌイ):開花した(ブーケが完全に熟成した) épicé(エピセ):スパイシーな franc(フラン):純粋な généreux(ジェネロー):こくのある、強い gracieux(グラショー):優雅な、優美な harmonieux(アルモニョー):調和のとれた musclé(ミュスクレ):力強い noble(ノーブル):高貴な persistant(ペルシスタン):余韻が長い sauvage(ソヴァージュ):野性的な tannique(タニク):タンニンが強い usé〔ユゼ〕:衰弱した(酸化して質の落ちた) いかがでしょうか。色、香り、味について実にたくさんの表現があるものですね。プロはこういった用語を客観的なものとして使えるように修行するわけですが、ただのワイン好きにとっては飲んだワインがルビー色だと思えばルビー色だし、白い花の香りがすると思えばそうだし、優雅な味だと思えば優雅な味なのです。 要は好みのワインを見つけるためには、これはいいと思ったワインを自分の言葉で表現して覚えておくことが大切だということです。 なお、ワインを飲むとき種類やタイプによって適温がありますからそれも覚えておきましょう。 スパークリングワイン:6~8度 甘口白ワイン:6~8度 辛口白ワイン:10度前後 ロゼワイン:8~12度 軽めの赤ワイン:12~14度 重めの赤ワイン:16~20度 白ワインは冷やして、赤ワインは室温でとよく言われますが、白ワインでも氷を入れたワインクーラーに入れっぱなしというのは考えものですし、室温というのもフランスの石造の建物の平均、17度ぐらいと思ってください。ただし、上記はあくまでも目安で、甘味や酸味のバランス、熟成度合い、天候、飲み手の体調や気分などによって正解というものはないと考えてもいいでしょう。フルボディの赤ワインをキンキンに冷やすなどという極端なことは勧められませんが、飲んで美味しければそれでいいのです。 |
|||