Ecole de français du Kansai -Traduction, Interprétariat, Guide- | |||||||||||||||||||||
目 次 | |||||||||||||||||||||
184. Crémant de Limoux(クレモン・ドゥ・リムー)Languedoc-Roussillon:1990。オード県のLimouxを中心とする42のコミューンで作られる発泡性ワインのアペラシオン。Blanquette de Limouxと並んで世界最古の発泡性ワインといわれる。AOC
Blanquette de Limouxの一部に含まれるが、使用品種が異なることから独立したAOCとして扱うことが多い。 主要品種:シャルドネ、シュナン・ブラン。アクセサリー品種:モーザック、ピノ・ブラン。製法はBlanquette méthode ancestrale。輝きのある薄い黄金色で白い花のアロマが際立ち、鋭い柑橘やトーストなどのニュアンスがある。食前酒、食後酒として楽しむほか、魚料理や白身肉の料理に合わせることもできる。6~7℃に冷やして供する。 185. Faugères(フージェール)Languedoc-Roussillon:赤とロゼ1982。白2005。エロ―県、Coteaux-du-Languedoc の地区アペラシオン。7つのコミューンに6つのシャトーと15のドメーヌがある。1955年VDQS取得。土質は頁岩の風化土。 生産量の80%が赤。セパージュはカリニャン, サンソー、グルナッシュ、ムールヴェドル、シラー。赤は肉付きがよく、熟したフルーツと甘草のアロマにフリントのノートがある。甘苦いタンニンが特徴。肉料理全般、特にジビエとよく合う。 186. Fitou(フィトゥー)Languedoc-Roussillon:1948。ラングドックで最も古いAOC。オード県の地中海 リオンLion湾に面したDurban-Corbières(デュルバン・コルビエール)、Tuchan(テュシャン)、Sigean(シジェアン)という3つのCanton(郡)の9つのコミューンでわずか2軒のシャトーと7軒のドメーヌが作る赤ワインだけの村名アペラシオン。Fitouは シジェアン郡にある人口670人ほどの小さな村。土質は沿岸部は礫混じり土、Corbières側は頁岩と砂岩の風化土。 主要品種:カリニャン、グルナッシュ。補助品種:ムールヴェドル、ルラドネ・プル。濃いルビー色で、スパイスやなめし革のニュアンスがあり力強い味わい。子羊のグリルやイノシシ肉の赤ワイン煮込みなどにとてもよく合う。17度前後で供する。 187.Limoux(リムー)Languedoc-Roussillon:1938。オード県の42のコミューンの地域アペラシオン。クレマン・ドゥ・リムー、ブランケット・ドゥ・リムーと生産地は同じだが、赤、白、別品種の発泡性ワインを作っていることで別のAOCになっている。 赤:主要品種メルロー(50%以上)。補助品種コット、グルナッシュ、シラー、カリニャン、カベルネ・ソーヴィニョン、カベルネ・フラン。干したプラム、なめし革、カシワの葉のアロマに甘草のアクセントがある。赤身肉やジビエ料理に合う。 白:シャルドネ100%。柑橘、ヴァニラ、炒ったヘーゼルナッツなどのアロマ。生の貝類やエビ、カニ、魚料理と相性がいい。チーズなら山羊乳チーズか熟成したカンタルなどハードタイプのチーズがよく合う。 発泡性ワイン:主要品種モーザック(90%以上)。補助品種シャルドネ、シュナン・ブラン。モーザック100%で作られるブランケット・ドゥ・リムーの極辛口版ともいえるワイン。モーザックの醸しだす青リンゴやナシのアロマに柑橘やプルーンのアロマが加わり、ほどよいミネラル感もある。シャルキュトリやカキ、エビ、カニに合う。
|
|||||||||||||||||||||