Ecole de français du Kansai -Traduction, Interprétariat, Guide- | |||||||||||||||||||||
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目 次 | |||||||||||||||||||||
⑤イタリア編 ・赤ワイン用の品種‐① ・各国のブドウ品種 フランスでブドウ栽培が始まったのは古くは古代ギリシャの影響と考えられます。フランス各地に広がっていったのは古代ローマの属州が築かれてからだと思われますが、そのことを示すかのように、イタリア原産の古くからある品種や同じく属州だったスペインからもたらされたと考えられるいくつかの品種が現在もフランス国内で栽培されています。 そんな歴史的背景はさておき、高級な西洋料理ならフランス料理という思い込みが日本では過去のものとなりつつあり、素材の持ち味を大切にするイタリア料理や手軽に楽しめるスペイン料理の人気が高まっています。それに伴ってイタリアワインやスペインワインの輸入量もぐんと増えてきていますから、以前から根強い人気のあるドイツワインも含めて、それらの国の代表的なブドウ品種も一部紹介しておきましょう。 ・イタリアの赤ワイン用品種 Aglianico(アリアーニコ):青銅器時代からあったとされるイタリア南部の土着品種。語源はギリシャを表わす古語「エレーニコ」が転じたものと言われ紀元前にギリシャから伝えられたといわれていたが、最近の研究でイタリア原産であることがわかり、それを移入したギリシャでイエラニコスと名付けたという。 Barbera(バルベラ):イタリア北部原産でローマ時代にはすでに栽培されていたといわれ、イタリアでは赤ワイン用として最も多く栽培されており、フランス南部でも栽培されている。ピエモンテ州のDOCGモンフェラートで収量を抑えて栽培されたものはきわめてがっしりしたボディの複雑なワインになる。 Brachetto(ブラケット):ピエモンテ州のごく限られた地域のDOCG、DOCに使われる。 Brunello(ブルネッロ):サンジョヴェーゼのモンタルチーノでの呼び名。トスカーナ州のD.O.C.Gブルネッロ・ディ・モンタルチーノを造る高級品種。 Cannonau(カンノナウ):フランスのグルナッシュと同一品種。 Carmenere(カルメネール):フランスボルドーの原産だが現在ボルドーでは栽培されていない。イタリアでは長くカベルネ・フランやメルローと同じようにあつかわれていた。現在この品種が注目されているのはチリ。専用の畑が増えてきており、チリらしいしっかりしたワインが作られている。 Colorino(コロリーノ):トスカーナやウンブリア州で注目の補助品種。酸とタンニンが強く、ポリフェノールの含有量も群を抜いていることから、サンジョヴェーゼとアッサンブラージュすることによって豊かなコクのある強いワインができる。 Corvina Veronese(コルヴィーナ・ヴェロネーゼ):ヴェロネーゼは「ヴェネートの」という意味でヴェネート州の限られた地域だけで栽培される。糖度を上げるための乾燥過程で貴腐化するため高級デザートワインの原料として珍重されている。 Dolcetto(ドルチェット):ピエモンテ州やリグーリア州で栽培される。名前のとおり糖度が高くなる品種だができるワインは辛口。7つのDOCがある。 Frappato(フラッパート):シチリア島ヴィットリア地区原産の品種で、ほぼこの地域でしか栽培されていない。D.O.Cヴィットリアのブレンド用に用いられ、若葉の爽やかな香りが軽快なワインを作る。
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