Ecole de français du Kansai -Traduction, Interprétariat, Guide-
   
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Loire(ロワール): Centre-Val de Loire(サントル・ヴァル・ドゥ・ロワール)、Pays de la Loire(ペイ・ドゥ・ラ・ロワール)Auvergne-Rhône-Alpes(オーベルニュ・ローヌ・アルプ)の3地域圏のLoire-Atlantique(ロワール・アトランティック)、Vendée(ヴァンデ)、Maine-et-Loire(メーヌ・エ・ロワール)、Deux-Sèvres(ドゥー・セヴル)、Vienne(ヴィエンヌ)、Sarthe(サルト)、Indre(アンドル)、Indre-et-Loire(アンドル・エ・ロワール)、Loir-et-Cher(ロワール・エ・シェール)、Loiret(ロワレ)、Cher(シェール)、Nièvre(ニエーヴル)、Allier(アリエ)、Puy-de-Dôme(ピュイ・ドゥ・ドーム)、Loire(ロワール)各県を貫くロワール川流域に広がるワイン生産地。中央山塊からブルターニュ南部まで延長1,000㎞に及ぶ。正式な名称はVal de Loire(ヴァル・ドゥ・ロワール)。ロワール渓谷に古城が点在する美しい風景が評価され、2000年に同じ名称でユネスコのPatrimoine Mondial de l'humanité(人類の世界遺産)に登録された。
ロワールワインに使われる品種は多彩で、造られるワインも多彩である。赤ワインの多くはフルーティな軽いタイプで若いうちに飲まれる安価なものが多いため「がぶ飲み安ワイン」の代名詞のようにも言われる。確かにAOC、AOPの認証を受けていても流域の広さからくる地域差が大きく、安酒の域を脱していないものも多いと個人的には感じている。
ロワール全体を包括する広域AOPはないが、現在48のAOC、AOPがある。ボディのしっかりしたタイプの赤はスパイシーで熟成期間も3~10年とやや長い。白は極辛口から極甘口まであり、中にはCoteaux-du-Layonのいい年のもののように40年も保存可能な極甘口もある。


ロワール産地地図

世界遺産のロゴマーク

アンボワーズ城 ソーミュール城とブドウ畑