Ecole de français du Kansai -Traduction, Interprétariat, Guide- | |||||||||||||
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241. Saumur(ソーミュール)Loire:1936。アンジュ―のSaumurois(ソーミュロワ)地方。メーヌ・エ・ロワール県の48(うち28は白ワインのみ)、ヴィエンヌ県の9、ドゥー・セヴル県の2つのコミューンの地区アペラシオン。土質はフリント由来の砂質土と混じり石灰質粘土と石灰華堆積土。赤、白、赤とロゼの発泡性ワインを作る。 赤:カベルネ・フラン(70%以上)、カベルネ・ソーヴィニョンとピノ・ドーニス(合わせて30%以内)。赤い果物やスミレのアロマ。シャルキュトリや赤身肉のロティ、ローストチキンなどと相性がいい。14~17℃で5年以内に飲む。 白:シュナン・ブラン(80%以上)、シャルドネとソーヴィニョン・ブラン(合わせて20%以内)。圧搾果汁で仕込み、セックとドゥミ・セックがある。花のようなアロマでフルーティ。火を通したエビ、カニや生の貝類、魚や鶏肉のグリエに合う。10℃前後で若いうちに飲む。 発泡性ワインは瓶内で2次発酵を行う。 242. Saumur Champigny(ソーミュール・シャンピニー)Loire:1957。アンジュー地方、メーヌ・エ・ロワール県の8つのコミューンで作られるビオ・ワインのアペラシオン。赤だけを作る。土質は白亜紀の石灰岩の上に堆積した石灰質粘土と風成砂層。 主要品種はカベルネ・フラン。補助品種としてカベルネ・ソーヴィニョンとピノ・ドーニスを使用することが認められている。ザクロのような赤。赤い果物のアロマに焦げ臭とアイリスかスミレのニュアンスがスパイシーさを加える。アタックは豊かで肉付きがよく、ビロードのように滑らかなタンニンと涼やかな後味のバランスがいい。ジビエとの相性が最高だが、ソースで仕上げた赤身肉やチキンのグリエともよく合う。16~18℃で供する。保存期間は5~20年。 自然農法の多様性を改良し、広く世に出したワインとして初めてAOCに認証。
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