Ecole de français du Kansai -Traduction, Interprétariat, Guide- | |||||||||||||||||||||
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204. Bonnezeaux(ボンヌゾー)Loire:1951。メーヌ・エ・ロワール県のThouarcé(トゥアルセ)というコミューンだけで作られる極甘口白ワインのアペラシオン。土質は石英を多く含む砂岩の風化土。 セパージュはシュナン・ブラン。Botrytis cinerea(ボトリティス・シネレア)という白カビに冒されて糖度の上がったブドウを使う一種の貴腐ワイン。黄金色で熟した果物の華やかな香り。熟成するとコンフィのような素晴らしく甘い香りが際立ってくる。6~9度で供する。熟成期間は10~30年。 205. Châteaumeillant(シャトーメラン)Loire:2010年。シェール県とアンドル県にまたがるChampillet(シャンピエ)、Châteaumeillant(シャトーメラン)、Feusines(フージーヌ)、Néret(ネレ)、Saint Maur(サン・モール)、Urciers(ウルシエ)、Vesdun(ヴズダン)という7つのコミューンの村名アペラシオン。9つのドメーヌとカーヴがあり、V.D.Q.Sからの昇格。土質はフリントを含む砂質粘土。 赤(75%)、グリ(25%):セパージュはガメ。伝統的に作られているのは圧搾果汁で醸造するグリ。淡いブルーの光沢を帯びたきわめて薄いバラ色のローブをまとう。赤は20世紀末から作られている。いずれも滑らかで繊細かつフルーティな喉ごし。夏向きのワインと言われる。白身の肉や魚のグリエとともに8~10℃に冷やして若いうちに飲む。 206. Cheverny(シュヴェルニー)Loire:1993。ロワール・エ・シェール県の24のコミューンの地区アペラシオン。土質はフリントを含む砂質粘土と石灰質粘土。 赤とロゼ:ガメ(40~65%)、ピノ・ノワール、カベルネ・フラン、コット、ピノ・ドーニス。赤、ロゼは軽い飲み口でいずれも若いうちに飲む。 白:ソーヴィニョン・ブラン(80%以上)、シャルドネ、シュナン・ブラン。若いうちに飲むべき軽い辛口。 207. Chinon(シノン)Loire:1937。アンドル・エ・ロワール県の19のコミューンの地区アペラシオン。土質は小石やフリントを含む多孔質の石灰華堆積物。 赤(85%):カベルネ・フラン(90%以上)、カベルネ・ソーヴィニョン(10%以内)。赤はザクロのような赤紫色。土質によって早飲みと長熟2つのタイプに分かれる。小石の多い畑のものは繊細な赤い果実のアロマで軽い飲み口。豚肉や鶏肉、軽いチーズとよく合う。15~16℃で5年以内に飲む。 台地上のフリントを含む石灰質粘土の畑のものは黒い果実のコンポートのアロマと甘いスパイスや野生動物のニュアンスを持ち、骨格のしっかりしたコクのある味わい。ジビエとの相性がいい。保存期間は10~20年。17~18℃で供する。 ロゼ(13%):セパージュは赤と同じ。ソースで仕上げた魚料理と合う。12℃前後で5年以内に飲む。 白(2%):シュナン・ブラン100%。ミネラルのニュアンスが強い辛口。冷製肉料理やシャルキュトリとの相性がいい。12℃程度で供する。保存期間は3~5年。
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