Ecole de français du Kansai -Traduction, Interprétariat, Guide- | |||||||||||||||
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208. Coteaux d'Ancenis(コトー・ダンスニ)Loire:2011。ロワール・アトランティック県の16、メーヌ・エ・ロワール県の11のコミューンの地区アペラシオン。土質は頁岩質粘土。 赤とロゼ:主要品種カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、ガメ。補助品種Gamay de Chaudenay、Gamay de Bouze。補助品種2種は果肉まで赤い黒ブドウで、全体の5 %以内で使用できる。赤は濃い赤色でフルーティなアロマにスミレのニュアンスがある。生き生きして軽い飲み口。ロゼはガメを多く使い独特なタイプの辛口。どちらもvolaille d'Ancenis(ヴォライユ・ダンスニ)という地鶏を使った郷土料理とよく合う。14~16℃で若いうちに飲む。 白:シュナン・ブラン、ピノ・グリ(地域名マルヴォワジーMalvoisie)。辛口と甘口があり、辛口はアルコール度数9%と軽く飲みやすい。甘口は12.5%でなめらかな喉ごし。どちらも生ガキや海の幸によく合う。10℃前後で若いうちに飲む。 209. Coteaux de l'Aubance(コトー・ドゥ・ローバンス)Loire:1950。メーヌ・エ・ロワール県、ロワール川の支流Aubance(オーバンス)川流域の10のコミューンで作られる極甘口の白ワインvin blanc moelleuxだけをAnjouのAOCから分離した地区アペラシオン。土質は礫混じりの砂泥と砂岩の風化土。 セパージュはシュナン・ブラン。ステンレスタンクで時間をかけて低温発酵させるため糖度は10~45g/ℓに達する。瓶詰めしたのちも低温で保管することが義務付けられている。リキュールのように甘く、フルーツやケーキなどとともにデザートワインとして飲まれることが多いが、フォワグラや白身の肉料理とも合わせられる。10年は保存可能。 210. Coteaux du Giennois(コトー・デュ・ジェノワ)Loire:1998年。ロワール県の6つ、ニエーヴル県の8つ、計14のコミューンの地区アペラシオン。土質はフリントと小石混じりの石灰質粘土。 赤(55%)、ロゼと白(45%)。赤とロゼのセパージュはピノ・ノワールとガメ。赤はタンニンが少なくフルーティで軽い飲み口。ロゼは白い果物の香りが際立っており、わずかにコショウのニュアンスがある。 白はソーヴィニョン・ブラン。ミネラルが豊富でありながらフルーティで軽い飲み口である。 どのワインも若いうちに飲む。
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