Ecole de français du Kansai -Traduction, Interprétariat, Guide-
   
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226. Muscadet(ミュスカデ)Loire:1937年。ロワールの広範囲で作られる単一品種辛口白ワインの広域アペラシオン。1936年に認証された229.Muscadet-sèvre-et-maineと227.Muscadet-coteaux-de-la-loireにそれ以外の生産地を加えた包括的なAOCとして認証。ロワール・アトランティック、メーヌ・エ・ロワール、ヴァンデの各県で 計155のコミューンがある。1994年には228.Muscadet-côtes-de-grandlieuが独立したAOCになり、残りのコミューンで生産されるものはMuscadet sans dénomination locale(地域名称のないミュスカデ)と呼ばれる。
セパージュはミュスカデ(別名ムロン・ドゥ・ブルゴーニュMelon de Bourgogne)100%。軽い酸味とミネラルがあり、わずかに発泡しているように感じさせる。アルコール度数は9%前後で、軽くさわやかな飲み口。郷土料理である小サバの白ワイン漬けをはじめカキなど海の幸との相性がいい。9~11℃で1年以内に飲む。

227. Muscadet-coteaux-de-la-Loire(ミュスカデ・コトー・ドゥ・ラ・ロワール)Loire:1936。ロワール・アトランティック県の16、メーヌ・エ・ロワール県の8つのコミューンで作られるMuscadetの地区アペラシオン。土質は花崗岩が風化した砂質土。ワインのタイプはミュスカデの項参照。
この地区はAOC Coteaux-d'ancenisという赤ワインのアペラシオンと重なる。

228. Muscadet-côtes-de-grandlieu(ミュスカデ・コート・ドゥ・グランリュー)Loire:1994。ロワール・アトランティック県の17、ヴァンデ県の2つのコミューンで作られるMuscadetの地区アペラシオン。ワインのタイプはミュスカデの項参照。

229. Muscadet-Sèvre-et-Maine(ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ)Loire:1936。メーヌ・エ・ロワール県の21、ロワール・アトランティック県の2つのコミューンで作られるMuscadetの地区アペラシオン。そのうち13のコミューンについては2011年から3件の補助的な地理的名称をエチケットに併記することが許可されている。
①Clisson(クリソン): ロワール・アトランティック県の6つのコミューンAigrefeuille-sur-Maine(エーグルフイユ・シュル・メーヌ)、Château-Thébaud(シャトー・テボー)、Clisson、Gorges(ジョルジュ)、Maisdon- sur-Sèvre(メドン・シュル・セーヴル)、Saint-Lumine-de-Clisson(サン・リュミヌ・ドゥ・クリソン)。メーヌ・エ・ロワール県の1つSaint-Crespin-sur-Moine(サン・クレスパン・シュル・モワヌ)。
② Gorges(ジョルジュ): ロワール・アトランティック県の4つのコミューンClisson、Gorges、Monnières(モニエール)、Mouzillon(ムジヨン)。
③Pallet(パレット): ロワール・アトランティック県の2つのコミューンLa Chapelle-Heulin(ラ・シャペル・ウーラン)、Le Pallet(ル・パレット)。
土質は比較的軟弱な花崗岩、片岩、斑レイ岩の風化土。ワインのタイプはミュスカデの項参照。

ミュスカデ サバの白ワイン漬け
 クリソン村  ジョルジュ村
        
 ル・パレット村 コトー・ドゥ・ラ・ロワール  コート・ドゥ・グランリュー 
             

   セーヴル・エ・メーヌ・クリソン       ジョルジュ         パレット