Ecole de français du Kansai -Traduction, Interprétariat, Guide- | |||||||||||||||||||||||||
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144. Cornas(コルナ)ローヌ:1937。北部ローヌの最も南、ローヌ川右岸に位置する村名アペラシオン。土質はフリントと砂の混じる花崗岩質粘土。地表はガレ・ルーレに覆われている。 赤:シラー100%。深みのある濃いルビー色。野の花やフランボワーズの香りに森の下草、青いオリーブ、スパイスのアロマ。骨格のしっかりしたフルボディで豊富なタンニンの渋味と酸味が強いため長期熟成が必要。熟成すると酸味と渋味がやわらぎ果実味が際立ってきて、トリュフ、竜涎香、甘草などの後香が現れる。ポール・ボキューズの代表的な料理の一つ、丸鶏の膀胱包みが特に合うといわれるが、赤身の肉、ジビエ、トリュフとチーズのパイなど重い料理との相性がいい。18~20年で飲み頃。デカンタージュして16~18℃で味わう。 同じ地域で作られる白ワインと発泡性白ワインはSaint-pérayという独立したAOC。 145. Costières de Nîmes(コスティエール・ドゥ・ニーム)ローヌ:1989。Gard(ガール)県ニームの南側の24のコミューンを包括する地区アペラシオン。コート・デュ・ローヌで最も南に位置する。地域としてはSud-West(南西部)に入るが、ワイン産地としてはコート・デュ・ローヌに含まれている。土質は黄色味がかった砂質粘土。 赤(55%):カリニャン40%以内、グルナッシュ25%以上、ムールヴェドルとシラー各20%以内。明るいルビー色。赤いベリーの香り、フルーティだが骨格はしっかりしている。赤身肉やシャルキュトリ、仔羊のタジンなどに合う。熟成期間3~8年。 ロゼ(35%):セパージュは赤と同じ。澄んだバラ色からザクロ色まで生産者によって色あいはさまざま。フレッシュなブドウの果実香、ほのかな甘味とほどよい酸味でのどごしがいい。シャルキュトリ、魚のグリルと相性がいい。中華料理にも合わせられる。1~2年のうちに飲む。 白(10%):さまざまな品種を使う。ブールブラン、クレレット、グルナッシュ(果汁のみ)、マカベオ、マルサンヌ、ルーサンヌ、ユニ・ブラン(各30 %以内)、ヴェルメンティーノ、ヴィオニエ (各10 %以内)。透明に近い黄金色。フルーティでのどごしがいい。アペリティフとして楽しむことが多い。1~2年のうちに飲む。 ニームはもっとも初期に築かれたローマ属州の植民都市の一つで、ローマ時代の遺跡が数多く残っている。
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