| Ecole de français du Kansai －Traduction, Interprétariat, Guide－ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 目 次 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 154. Duché-d'Uzès（デュシェ・デュゼス）ローヌ：2012。IGPからの昇格。Gard県、Costières-de-Nîmesの北西、Cévennes地方にある77のコミューンの地区アペラシオン。土質はコミューンによって異なるが、砂質土、泥灰土、礫混じり崩落土、砂礫土、古い沖積土、硬く締まった石灰質土など。 赤（58％）とロゼ（17％）：主要品種グルナッシュ、シラー。アクセサリー品種カリニャン、サンソー、ムールヴェドル。赤は濃い赤紫色、ロゼは明るいバラ色で、どちらも赤い果物や柑橘のアロマにコショウや黒オリーブのニュアンスがある。赤は熟成すると生のトリュフのノートが出てくる。生き生きして力強い味わい。3～5年のうちに飲む。フルーティなロゼは若いうちに飲む。 白（25％）：主要品種グルナッシュ・ブラン、ヴィオニエ。補助品種マルサンヌ、ルーサンヌ、ヴェルメンティーノ。アクセサリー品種クレレット、ユニ・ブラン。白い花や白い果物のアロマ。フレッシュでフルーティ。新酒のうちに飲む。 155. Gigondas（ジゴンダス）ローヌ：1971。南部ローヌヴォークリューズ県北側に位置する村名アペラシオン。畑はジゴンダス村の45度の急斜面に広がる。南部ローヌの中で近年シャトー・ヌフ・デュ・パプに次ぐ名声を獲得している。土質は石灰岩や石灰質砂岩に由来する砂質粘土と石灰質泥灰土。 赤（98%）とロゼ（2%）：グルナッシュ（85％以内）、シラー（50％以内）、ムールヴェドル（25％以内）。使用品種の比率は生産者によって異なるが、おおむね十分な酸味とタンニンを持つアルコール度数の高い赤ワインができる。玉虫色の輝きを持つ奥行きのある紫紅色。赤い果実の香りが際立っており、熟成すると黒いベリー、森の下草、キノコ、なめし革、野生のミントなど複雑で優雅なアロマが生まれる。均整の取れた骨格の力強いフルボディで、果実味と豊富なタンニンのバランスがよく、長期熟成に耐える十分な酸も持っている。10年ほど寝かせて飲み頃になった赤には、シカやイノシシのプロヴァンス風か、アヴィニョン風の蒸し焼きや赤ワイン煮込み、アカシカの赤ワイン煮込み、トリュフを添えた野ウサギの赤ワインソースなどジビエとの相性が抜群。あらゆるタイプのチーズとも合わせられるが強い風味のブルーチーズが最もいい。15～18℃で供する。熟成期間8～15年。 ロゼは各品種をセニエによって醸造し、アッサンブラージュする。強い陽光を思わせるバラ色。アーモンドの花や果物の砂糖煮のはっきりした香り。アタックは柔らかで、果実味豊か。フレッシュな飲み心地。シャルキュトリやチーズ、アジア風の料理にも合う。1～2年のうちに飲む。 156. Hermitage ou Ermitage（エルミタージュ）ローヌ：1937。北部ローヌ、ドローム県のローヌ川が大きく東に蛇行する左岸、Crozes-HermitageとTain-l'HermitageのTain（タン）、Crozes（クローズ）、Larnage（ラルナージュ）という3つのコミューンの村名アペラシオン。畑はローヌ川に向かって下る南向き急斜面に展開する約130ha。土質は花崗岩由来の砂礫が多く混じる氷河堆積土。畑の表面はこぶし大の礫に覆われている。 赤（40％）、白（45％）、Vin de paille（藁ワイン）（15％）。 赤：シラー（85％以上）、マルサンヌ、ルーサンヌ（いずれかを15％以内）。輝きのある美しいルビー色。赤い果実や野生の花の香り。熟成すると桃の核やオリーブのようなニュアンスが加わる。栽培条件の厳しさからシラー特有のタンニンと酸味が特に豊富で若いうちは荒々しく、長期熟成が必要。熟成したものの味わいはリッチで力強い。のど越しにスミレや果物のコンフィ、黒トリュフなど複雑な後香を感じる。ジビエの赤ワインソース、血のソースを使った猟鳥、アントルコートのゴルゴンゾーラソースなどグルマン向きの料理がこの重厚なワインには合う。熟成期間10～20年。 白：マルサンヌまたはルーサンヌの単一品種。輝きのある黄色。ヴァニラや干した果物、炒ったアーモンドなどのアロマ。フルーティな辛口で後味は長い。クリームソースを添えた魚のグリルやオマールのパテとの相性がいい。熟成期間3～8年。 Vin de pailleは、白と同じ品種でジュラと同様藁の上で干すことにより果汁糖度は1リットルあたり最低225ｇに上る。食後酒として強いチーズなどと一緒に味わう。若いうちから飲めるが、よいものは30年以上の長期保存も可能。
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