Ecole de français du Kansai -Traduction, Interprétariat, Guide- | |||||||||||||||||||||||||
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260. Bugey(ビュジェ)Savoie-Bugey:2009。ローヌ川の西側、Ain県の65のコミューンの地区アペラシオン。2016年の地域圏合併でSavoie-Bugeyに統合。それまではRhône-Alpes地域圏のワイン産地だった。土質はカルスト台地上の堆積土で、石灰岩や氷河堆石(モレーン)が多く混じり、随所に石灰岩の露頭が目立つ。栽培面積は475ha。 ムスー(発泡性ワイン)とペティヤン(微発泡性ワイン)(51%)の白とロゼがある。白の主要品種:シャルドネ、ジャケル、モレット(合わせて70%以上)。アクセサリー品種:アリゴテ、アルテッス、ガメ、モンドゥーズ・ブランシュ、ピノ・グリ、ピノ・ノワール、モンドゥーズ・ノワール、プールサル。 ロゼの主要品種:ガメ、ピノ・ノワール(あわせて70 %以上)。アクセサリー品種:モンドゥーズ・ノワール、ピノ・グリ、プールサル。発泡性ワインは白、ロゼともシャンパーニュと同様の伝統的な製法で作られる辛口。瓶内発酵に9か月かけたのちデゴルジュマンされる。 微発泡性ワインはCerdon(セルドン)とMontagnieu(モンタニウー)という2つのコミューンで作られるものが有名で、他にBugey brutと呼ばれるものもある。アペリティフとして若いうちに4~5℃にキリッと冷やして供する。 白(40 %):シャルドネ(70 %以上)、アクセサリー品種としてアリゴテ、アルテッス、ジャケル、モンドゥーズ・ブランシュ、ピノ・グリの使用が認められている。時間をかけて自然流下させた透明な果汁を使う。2次発酵は木桶で行い、澱引きしたワインは瓶詰めする前にオークの大樽で熟成させる。辛口で魚料理や甲殻類との相性がよく、ラクレットやフォンデュにもよくあう。10~12℃で供する。 赤(9 %):ガメ、モンドゥーズ・ノワール、ピノ・ノワール。喉ごしがよく、やや渋味がある。白身肉にも赤身肉にもジビエにも合う。17~19℃と少し高めで供する。 ロゼ:シャルドネ、ピノ・ノワール、ガメ、モンドゥーズ、altesse (別名roussette)、 molette、jacquère、poulsard。Tartiflette(タルティフレット)というジャガイモ、タマネギ、ベーコンにサヴォワのチーズをのせてオーブンで焼いた郷土料理にとてもよく合う。 あらゆるワインがそろうBugeyは、赤身、白身の肉料理、ジビエ、土地のチーズまでさまざまな郷土料理に合わせることができる。
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