Ecole de français du Kansai -Traduction, Interprétariat, Guide- | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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261. Roussette du Bugey(ルセット・デュ・ビュジェ)Savoie-Bugey:2009。Bugeyでサヴォワ・ビュジェの固有品種アルテッスのみで作られる白ワインだけのアペラシオン(VDQSのときはシャルドネとのアッサンブラージュが認められていた)。Roussetteはアルテッスの単一品種白ワインの呼び名。アン県の49のコミューンの22haの畑が対象。このうち
Montagnieu(モンタニウ)、Briord(ブリオール)、Seillonnaz(セヨナ)という3つのコミューンのわずか8haの畑で作られたものは「Montagnieu」、Virieu-le-Grand(ヴィリウー・ル・グラン)というコミューンのわずか1,22haの畑のものは同じコミューン名をエチケットに記載することが認められている。土質はモレーン(氷河堆積)の多い石灰岩台地の礫が多く混じる風化土。 最初の「かもし」の段階で潰したブドウをしばらく低温で静置してからプレスして果汁を分離することで果実の持つアロマを十分に引き出す。ブドウを潰す作業をfoulage(フラージュ)という昔ながらの足で踏む方法で行う生産者もいる。2次発酵の終わったワインは木製の大樽で保管して澱下げし、清澄して質が安定してから瓶詰めされる。ブドウの果実香が豊富でどちらかと言うとミネラル感のある辛口。カエルやザリガニ、鶏肉、ジビエ、などさまざまな郷土料理に合わせることができる。白ワインとしては少し高めの10~12℃で供する。 262.Roussette de Savoie(ルセット・ドゥ・サヴォワ)Savoie-Bugey:1973。Savoie県の28、Haute-Savoie県の20のコミューンで作られるアルテッス単一品種白ワインのアペラシオン。このうち以下の4件は鍵括弧内の地理的名称をエチケットに記載することが認められている。①「Frangy(フランジー)」:Chaumont(ショーモン)、Desingy(ドゥズニー)、Frangyという3つのコミューンの 20ha。②「Marestel(マルステル)」:Jongieux(ジョンジオー)とLucey(ルセー)という2つのコミューンの20ha。③「Monterminod(モントルミノ)」:Saint-Alban-Leysse(サン・タルバン・レース)の2ha。④「Monthoux(モントゥー)」:Saint-Jean-de-Chevelu(サン・ジャン・ドゥ・シェヴリュ)の2ha。 土質はやや傾斜のあるモレーンの多い石灰岩台地に堆積した石灰質土。 ブドウは回転ドラムで潰して自然流下果汁を分離した後さらにプレスする。出来上がったワインは澄んだ黄色でクルミやベルガモット、アーモンド、蜂蜜などのアロマ。輪郭のはっきりした辛口でスパイシー。複雑で上品な口当たり。サヴォワ風フォンデュ、魚料理、グラタン、チーズ、野菜サラダなどに合うほか、食前酒にもなる。数年のうちに飲む。
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