Ecole de français du Kansai -Traduction, Interprétariat, Guide-
   
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281. Haut-Montravel(オー・モンラヴェル)Sud-Ouest:1937。ドルドーニュ県のAOC ベルジュラックの一部。Fougueyrolles(フゲイロル)、Nastringues(ナストリンゲ)、Port-Sainte-Foy-et-Ponchapt(ポル・サント・フォワ・エ・ポンシャプ)、Saint-Antoine-de-Breuilh(サン・タントワーヌ・ブルイィ)、Vélines(ヴェリヌ)という5つのコミューンで作られる貴腐ワインだけの独立したアペラシオン。土質はドルドーニュ川の沖積作用で堆積した砂と礫が多く混じる石灰質粘土。ボルドーのサンテミリオンと類似する。栽培面積は49ha。
主要品種:ミュスカデル、ソーヴィニョン・ブラン、ソーヴィニョン・グリ、セミヨン(合わせて90%以上)。アクセサリー品種:オンダンス(10%以内)。セパージュの構成はソーテルヌSauternaisと同じ。果汁の糖度は189g/ℓあり、ワインの糖度は25~51g/ℓに上る。
金色に輝く麦藁色で、桃やアプリコット、アカシアやスイカズラのアロマを持つ。特に樽熟成のいいものは果物の砂糖煮のような貴腐香がある。滑らかな口当たりでアペリティフによく、フォワグラやBleu des Causses(ブルー・デ・コース)というアキテーヌの青カビチーズにも負けない。ソースで仕上げた白身肉や魚料理にも合い、デザートワインとしてフルーツタルト、生の甘い果物、アイスクリームなどと合わせることもできる。

282. Irouléguy(イルレギー)Sud-Ouest:1970。ピレネー・ザトランティック県のPays basque(ペイ・バスク)北部に位置するフランスで最も小さなワイン産地のひとつ。土質は急斜面に形成された酸化鉄を多く含む赤色砂岩の風化土。
サン・ティアゴ・デ・コンポステラ巡礼道のSaint-Jean-Pied-de-Port(サン・ジャン・ドゥ・ピエ・ドゥ・ポル) からスペインのRoncesvalles(ロンセスヴァリエス)に越えていく峠道周辺に広がるバスクの小さな村が集まったBasse-Navarre(バス・ナヴァル)と呼ぶ歴史的地区にある15のコミューンの地区アペラシオン。Irouléguyはバスク語でIrulegiko arnoa。この地のブドウ栽培とワイン製造はRoncesvallesのSanta María大修道院から始まったと伝えられる。
赤(70%)とロゼ(20%):カベルネ・ソーヴィニョン、カベルネ・フラン、タナ。赤は濃いガーネット色、黒い果実のアロマでしっかりしたタンニンを持つ長熟タイプ。赤身肉のグリエやOssau-Iraty(オッソー・イラティ)というピレネーの羊乳チーズなどに合う。18℃ぐらいで供する。
ロゼはやや濃いバラ色で赤い果実やイチジク、アセロラなどのアロマ。フルーティでのどごしがいい。
白(10%):Courbu blanc、Petit Courbu、プティ・マンサン、グロ・マンサン。フレッシュでさわやかな酸味を持つ辛口。8℃前後に冷やして若いうちに飲む。


オー・モンラヴェルFougueyrolles Vélines
Port-Sainte-Foy-et-Ponchapt  甘口白             ブルー・デ・コース
Basse-Navarreの風景 Santa María大修道院Roncesvalles
      
   バスク十字         赤     ロゼ      白        オッソー・イラティ