Ecole de français du Kansai -Traduction, Interprétariat, Guide- | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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目 次 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
283. Jurançon(ジュランソン)Sud-Ouest:1936。ピレネー・ザトランティック県のAOCベアルンのうちPau(ポー)川左岸に広がるCardesse(カルドゥス)、Lasseube(ラスーブ)、Lucq-de-Béarn(リュック・ドゥ・ベアルン)、Monein(モネン)など25のコミューンで作られる白ワインだけを独立させたアペラシオン。土質はクリマによって8種類あると言われるが、基本的にはフリント礫混じりの砂質粘土と砂岩風化土が混在し、白色石灰岩の氷河堆石(モレーン)が随所に見られる。 辛口と甘口がある。主要品種:プティ・マンサン、グロ・マンサン(合わせて50%以上)。Courbu blanc、Camaralet de Lasseube、Lauzet。ブドウはしばしば灰色カビ病に冒されて貴腐の状態になり、さらに干すことによって極限まで糖度を高める。果汁糖度は辛口に使うもので187g/ℓ、遅摘みのJurançonで226g/ℓ、Jurançon portant la mention(ジュランソン・ポルタン・ラ・マンシオン)と呼ぶ遅摘み藁干しのもので289g/ℓに及ぶ。アルコール度数は最高17度に達する。瓶詰めする前に木製の大樽で熟成する。 辛口は輝きのある薄緑色、蜂蜜やトロピカルフルーツ、のアロマにエニシダや蜜蝋のニュアンスがある。名産の「Saumons de l'Adour」と呼ばれるピレネーのトラウトなどの川魚やソースで仕上げた鶏肉、ピレネーの山羊乳チーズなどと相性がいい。アペリティフとしてもフリュイ・ドゥ・メール、シャルキュトリなどによく合う。3~5年で飲み頃、よい年のものは8~10年保存可能。 甘口は黄金色で桃や果物のコンフィ、クローブのようなアロマにパイナップルやパッションフルーツ、シナモンなどのノートがある。フォワグラやオッソー・イラティなどピレネーの羊乳チーズとの相性が抜群。ロックフォール、ブルー・ドーベルニュなど青カビチーズにもよく合う。7~15年保存可能。 284. Madiran(マディラン)Sud-Ouest:1948。ジェール県の3つ、オート・ピレネー県の6つ、ピレネー・ザトランティック県の28のコミューンで作られる赤ワインだけのアペラシオン。土質は石灰質粘土と石灰質砂岩の風化土。 主要品種:タナ(40~80%)。補助品種:カベルネ・ソーヴィニョン、カベルネ・フラン、フェール・セルヴァドゥ。作られる赤ワインには大きく3つのタイプがある。通常タンク発酵で作られるワインは瓶詰め前に木製の大樽で熟成され、出荷するまでにさらに12か月以上カーヴで寝かせる。熟成期間の短いフルーティなものと、カーヴでの熟成に数年かけて樽香やタンニンのバランスがとれたものの2タイプに分かれる。3番目のタイプは、木桶で1次発酵、木製の大樽で2次発酵する伝統的製法のワインで、ごく少量生産される中から選りぬかれたワインを長期間木樽熟成したもの。タナの特徴が完璧に際立つ。濃いルビー色。黒いキイチゴやカシスのようなアロマを持ち、がっしりしたボディで強いタンニンを持つ。セップ茸を添えたジビエの蒸し煮や赤ワイン煮、ローストした猟鳥、ハト、合鴨、牛肉などの赤ワインソースといったスパイシーなバスク料理に最もよく合う。オッソー・イラティのようなバスクのチーズとも相性がいい。ワインを開かせるために通常1時間ほど前からデカンタージュし、14~16℃で供する。3~5年で飲み頃。長期樽熟成のいい年のものは10年以上の保存が可能。 同じ地域で作られる白ワインはPacherenc du Vic-Bilhという別のAOC。
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