Ecole de français du Kansai -Traduction, Interprétariat, Guide- | |||||||||||||||||||||||||
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目 次 | |||||||||||||||||||||||||
290. Rosette(ロゼット)Sud-Ouest:1946。ドルドーニュ県。AOCベルジュラックの中のBergerac、Creysse(クレッス)、Ginestet(ジネステ)、Lembras(ランブラ)、Maurens(モーラン)、Prigonrieux(プリゴンリュー)という6つのコミューンで作られる甘口貴腐ワインのアペラシオン。土質は礫混じりの花崗岩の風化土。 主要品種:ミュスカデル、セミヨン。補助品種:ソーヴィニョン・ブラン、ソーヴィニョン・グリ(合わせて15%以内)。貴腐になった果実を使うため果汁糖度は196g/ℓある。果皮浸漬法で醸造し、アルコール発酵は木製の大樽で行う。淡い麦わら色で、柑橘、桃、トロピカルフルーツやスイカズラ、アカシアなどの花のアロマ。甘い口当たりだが過剰な粘り気はなく、鮮烈さと柔らかな後味のバランスがとてもいい。アルコール度数はほぼ12度、糖度は25~51g/ℓある。食前酒として楽しむほか、焼リンゴを添えたアイガモのフォワグラのソテーやソースで仕上げた鶏肉、魚などメインの料理にも合わせられる。食後酒としてはブルーチーズとの相性がいい。 291. Saint-Mont(サン・モン)Sud-Ouest:2011。ジェール県の46のコミューンの広域アペラシオン。土質は地域により石灰質砂岩由来の石灰質粘土、褐色の砂質土、丘陵地に広がる礫層の3つのテロワールがある。赤の生産量が最も多く、ロゼと白も作る。 赤とロゼ:主要品種タナ(60%以上)、フェール・セルヴァドゥ(20%以上)。補助品種カベルネ・ソーヴィニョン、カベルネ・フラン。3つのテロワールごとにアッサンブラージュの比率は変わるが、赤はおおむね豊満で優雅なワインになる。小さな黒い果実のアロマできれいな酸味を持つ。タンニンが豊富なので最低5年は熟成させる。Porcs noirs de Bigorre(ポル・ノワール・ドゥ・ビゴル)と呼ぶガスコーニュの黒豚料理やフォワグラとの相性が抜群。15年は保存可能。 ロゼは新鮮な赤い果物のアロマで生き生きした柔らかな味わい。もっぱらアペリティフに向く。 白:Arrufiac、Petit courbu、プティ・マンサン、グロ・マンサン。柑橘や黄色い果物のアロマときれいなミネラル感のバランスがいい。生の貝類やエビ・カニとの組み合わせは完璧で、ブルーチーズにもよく合う。
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