Ecole de français du Kansai -Traduction, Interprétariat, Guide-
   
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6. Bourgogne(ブルゴーニュ)13
   
81. Givry(ジヴリ)ブルゴーニュ:1946。Saône-et-Loire(ソーヌ・エ・ロワール)県Côte chalonnaise (コート・シャロネーズ)のGivry(ジヴリ)、Dracy-Le-Fort(ドラシー・ル・フォール)、Jambles(ジャンブル)という3つのコミューンの村名アペラシオン。38の1級クリマを持つ。土質は褐色の石灰質粘土。GiveryとGivery 1er cruはアペラシオン名の後ろにクリマ名を記載する。
赤(85%):ピノ・ノワール100%。中程度の濃さの鮮明なルビー色。スミレ、イチゴ、ブラックベリーのアロマに、甘草、ジビエ、クローヴのニュアンス。構造は堅固で若いうちはタンニンが強いが3~5年でまろやかになる。上等なシャルキュトリ、仔牛の蒸し煮、肥育鶏のロースト、白カビチーズとの相性がいい。熟成期間4~8年。
白(15%):シャルドネ100%。明るい黄金色。蜂蜜やレモンの香り。数年たつと菩提樹、ユリ、ドライフルーツのアロマが出てくる。甘さと酸のバランスがよく、余韻も長い。繊細で魅力的な味わい。軽いソースの魚、白身の肉、ハードタイプのチーズに合う。熟成期間2~6年。

82. Grands Échezeaux(グラン・ゼシュゾー)ブルゴーニュ:1937。コート・ドール県コート・ドゥ・ニュイのFlagey-Échezeaux(フラジェ・エシェゾー)村のグラン・クリュ・クリマGrands Échezeauxだけの畑名アペラシオン。わずか2.7ha。同じ村のグラン・クリュ・クリマÉchezeauxとは区別される。土質は石灰岩の岩盤上に均質な石灰質粘土。
赤:ピノ・ノワール100%。ワインの特徴はÉchezeauxとほぼ同じ。
画像は78. Échezeaux(エシュゾー)参照。

83. Griotte Chambertin(グリオット・シャンベルタン)ブルゴーニュ: 詳細は80. Gevrey-Chambertin(ジュヴレ・シャンベルタン)の続きを参照。

84. Irancy(イロンシー)ブルゴーニュ:1998。ヨンヌ県Côte d'Auxerre(コート・ドーゼール)のIrancy(イロンシー)、Cravant(クラヴァン)、Vincelottes(ヴァンスロット)という3つの村の村名アペラシオン。土質は泥灰質土から石灰質粘土。
赤:ピノ・ノワール90%以上、セザール10%以内。ガーネット色を帯びた紫紅色。カシス、桜桃、キイチゴ、ブラックベリーなど非常にフルーティな香り。花や甘草、胡椒のニュアンス。セザールに由来する豊富なタンニンとしっかりした酸味のバランスがよく、構造は堅固だがビロードのように滑らかな舌触り。豚のスぺアリブやバーベキュー、鶏のシチュー、パテのパイ包み焼きなどと相性がいい。白カビタイプやハードタイプのチーズにも合わせられる。熟成3~5年で花開くが、10~20年は問題なく保存できる。IrancyのAOC区域で作られる白とロゼは、広域AOPブルゴーニュの一部。

ジヴリ村の門 ジヴリ村
ジヴリ赤・白 イロンシー 赤
CravantのSaint Pierre教会 Cravantのコロンバージュの家
イロンシーの畑 IrancyのSaint-Germain教会