Ecole de français du Kansai -Traduction, Interprétariat, Guide- | ||||||||||||||||||||||||
目 次 | ||||||||||||||||||||||||
6. Bourgogne(ブルゴーニュ)16 89. Latricières Chambertin(ラトリシエール・シャンベルタン)ブルゴーニュ:詳細は80. Gevrey-Chambertin(ジュヴレ・シャンベルタン)の続きを参照。 90. Mâcon(マコン)ブルゴーニュ:1937。Saône-et-Loire(ソーヌ・エ・ロワール)県のMâconnais(マコネ)の26のコミューンに認められた地域名アペラシオン。土質は砂礫やフリントを含む褐色の石灰質土。 赤白の生産比率はほぼ半々でロゼも少量生産する。 赤とロゼ:ピノ・ノワール、ガメ。赤は紫を帯びた濃いルビー色か濃いガーネット色。赤や黒のベリー、森の下草、茸、干したプラムなどのアロマ。生き生きとして快活、肉づきがよく率直な飲み口。少々硬くコクがあるが徐々にまろやかになる。牛肉やウサギの蒸し煮、シャルキュトリと合う。通常3年以内に飲む。 ロゼはシャルキュトリやピザに合う。2年以内に飲む。 白:シャルドネ100%。Mâcon Villages(マコン・ヴィラージュ)と呼ばれる。エチケットにはMâcon VillagesまたはMâcon+コミューン名を記載する。淡い黄金色か光沢のある麦わら色。白バラ、アカシア、スイカズラ、シダ、柑橘類などのアロマ。味は村やテロワールの違いによる差異があるが、フレッシュな酸味があって飲みやすく、辛口でフルーティな味わい。鶏肉や魚、ラタトゥイユ、ヤギのチーズなどとの相性がいい。1~3年のうちに飲む。 シャルドネ100%ではなくピノ・ブランを補助品種に使うことを認められた白もあり、Pinot Chardonnay-Mâcon(ピノ・シャルドネ・マコン)と呼ばれる。 91. Maranges(マランジュ)ブルゴーニュ:1989。コート・ドール県コート・ドゥ・ボーヌの村名アペラシオン。Cheilly-lès-Maranges(シェリー・レ・マランジュ)、Dezize-lès-Maranges(デジス・レ・マランジュ)、Sampigny-lès-Maranges(サンピニー・レ・マランジュ)という3つのコミューンに7つの1級クリマを持つ。土質は褐色の石灰質土と石灰質の泥灰土で小石が混じる場所もある。 赤(97 %):ピノ・ノワール100%。フランボワーズのようなルビー色で、赤い果物のアロマを感じる。口当たりはフレッシュで、甘草のようなほのかな甘みとコショウの風味、滑らかなタンニンが暖かみを感じさせる。鶏肉、赤身肉、バーベキューなどに合う。熟成期間3~5年。 白(3 %):シャルドネ100%。ほのかな金色で白い花の香り、ミネラルのニュアンス。滑らかでコクのある飲み口。魚のテリーヌや白身魚の蒸し焼き、ハードタイプのチーズによく合う。若いうちに飲む。 92. Marsannay(マルサネー)ブルゴーニュ:1987。コート・ドール県コート・ドゥ・ニュイの最も南に位置するMarsannay-la-Côte(マルサネー・ラ・コート)、Couchey(クシェー)、Chenôve(シュノーヴ)という3つのコミューンの村名アペラシオン。土質はウミユリの化石や砂礫の混じる石灰質泥灰土。 赤とロゼ:ピノ・ノワール100%。赤は凝縮感のあるルビー色。赤や黒のベリーの香り。アタックは力強くコクがあって余韻が長い。アントルコートやバヴェットステーキ、猟鳥、上等なシャルキュトリなどと相性がいい。熟成期間3~5年。 セニエで作られるロゼはソフトでフルーティ。桃やスグリのフレッシュな香りが広がる。バーベキューや白身肉、シャルキュトリなどに合う。数年寝かせたものはフルーティな甘味が出てくるためデザートに合わせるのもいい。 白:シャルドネ主体で少量のピノ・ブランを使うことが認められている。澄んだ淡い黄金色。白い花や柑橘類の香りにミネラルのニュアンス。フルーティで余韻が長い。仔牛、鶏、豚など白身肉と相性がよく、寝かせたものはシェーブルチーズにも合う。熟成期間1~5年。
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