Ecole de français du Kansai -Traduction, Interprétariat, Guide-
 
 
 
 
   
HIVER PRINTEMPS ÉTÉ AUTOMNE
 
1 Élysée 2007  (2007年エリゼ宮)
いざ、出発!
ニコラ・サルコジとセゴレーヌ・ロワイアルが戦った大統領選挙
当時のフランスの実情。
一部のフランス人は、フランスがもはや「人類の必要性」ある国ではないこと、世界の歩みにとって必要不可欠な存在ではないことに気付いていた。グローバリゼーションに取り残され、伝統的建造物やグルメ、観光だけの国になる。だから強いフランスを求めて改革が叫ばれていた。実際は・・・
サルコジが大統領になったのですが。
政治経済

29~31

2 Haute définition.  (ハイビジョン)
2007年はハイビジョンテレビの年?
ハイビジョン、日常生活に密着したテレビに新しい技術が導入されると当然周辺機器にも影響がでる。テレビ画面では「黒」が重要、走査線数、ブルーレイなど、このテキストを読むまでしらなかった。。。
科  学  32~34
3 Günter Grass  (ギュンター・グラス)
1999年のノーベル文学賞受賞者はナチス親衛隊に所属していたことを明らかにしたことによって彼が受けた社会的制裁。ナチスに対する犯罪を弾劾してきた彼だからこそ、ドイツの「モラル」として社会的な地位を築いていた彼だからこそ、自分がナチス親衛隊に入っていたことを隠しとおすことができなかったのだろうか。戦後70年(2015年)たってもなお、ドイツにとっての悲しい過去の「しみ」は消せないものなのか。
社会事象  35~37
4 Ces jeunes chefs qui révolutionnent nos assiettes.
(料理を改革する若いシェフたち)
料理人が現代芸術活動の重要なイベントに招待された。料理長はもはや「星」の数だけではなく、有名人でもあり芸術家でもある。でも料理はかげろうのようなもの、美食よりもはかないものがあるのだろうか?料理は趣味の領域となり多くの人をひきつける。フランスの若きシェフたちが開いた新たな時代とは?
歴史文化  38~40
5 Automobile japonaise.  (日本の自動車)
トヨタがデトロイトのサロンオートモービル(北米国際自動車ショー)第100回目の主役の座を手に入れるだろう。日本のメーカーが世界第1位となる。75年に及ぶジェネラル・モーターズの優位性に終止符が打たれることになる。すごい快挙だ。生産台数が米国車をこすというのだ。GMが1920年代の終わりに世界メーカー第1位となった時、トヨタはまだ自動車を製造していなかった。そう、自動織機製作所だったのだ。しかしながら豊田喜一郎は自動車産業が将来発展性のあるものとの確信をいただいた。繊維産業で成功した財産すべてを彼は初めての自動車製造に投資する決意をする。50年足らずで極めて効率的な製造システムによってトヨタは確実に1つずつ競争相手を追い抜いていった。驚くべき成功の基礎となるもの。それこそトヨタの思考方式!従業員は常に「改善」がその要であると意識をもった。トヨタの強みは、作業工程に関わるすべての従業員が細かいところにまで関心をもっているということだ。
現代日本 41~42
6 Segolene Royal  (セゴレーヌ・ロワイヤル)
セゴレーヌ・ロワイヤルは常に自身の子供時代は幸せではなかったと語っている。

彼女がどのような青春期を過ごしてきたのか、どのような思いで政治家へと進んでいったのか。権威主義の父親に反発し、学業を志す彼女の歴史がここにあります。日本ではあまり触れることのない生活、フランスの軍人を父親にもつ家庭がいかに男尊女卑なものなのかが少しわかるようなテキストです。
政治経済 43~46
7 Compatibilité des équipements. (周辺機器の互換性)
せっかくハイビジョンスクリーンを購入したのに。。。。周辺機器が良好な互換性をもって使用できるかに不安がある?テレビ放送がまだハイビジョン放送でない?
これはどうも解像度に問題があるようです。
このテキストを読んだことで、《entrelacé》と《progressif》の意味が日本語でもフランス語でも?わかったような気がします。
科  学 47~49
8 Günter GrassⅡ
ドイツの良心でもある?あった?ノーベル文学賞を受賞したギュンダー・グラスがナチス武装親衛隊に属していたことが戦後60年たって告白した。その告白が社会的な議論を引き起こすほどに、ナチスの戦争犯罪の過去はヨーロッパに重い傷を残している。
それでも「戦争」は今もどこかの国で起こっている。人は歴史から、今生きている人が語る過去の思いから、学び未来を築きあげることはできないのだろうか。
社会事象 50~52
9 Gastronomie moléculaire. (分子料理法)
Gastronomie moléculaire ou, plus exactement, gastronomie moléculaire et physique, est une approche radicalement nouvelle de l'art culinaire, qui devient ainsi une science.

料理は科学だと、時々耳にする。
逆なのかもしれない。人類が経験を通して、自分たちの味覚を通して発展させ「形にしてきたもの」、その完成形を科学が証明できるようになった。
動物の進化も、人は「これらの動物は進化の結果、今生き残っている」という。そうではなく、「変化に対応し、生き残れたものだけが、今存在している」のかもしれない。
歴史文化 53~55
10 Le Japon et l' Europe (日本とヨーロッパ)
第1次安倍政権は、米国よりヨーロッパ訪問を優先していた。
そしてこの時代に防衛庁は防衛省になり、イラクへの自衛隊派遣がはじまった。
今、日本が誇る憲法第9条が存在しているにも関わらず、戦争へと進んでいく国になりつつある。歴史から学ぶことができないのなら、今世界で起こっている戦争に目を向けることはできないのだろうか。
この当時、日本の首相はどうして米国より先にヨーロッパを訪問することを選択したのでしょうか。
現代日本 56~58