Ecole de français du Kansai -Traduction, Interprétariat, Guide-
 
 
 
HIVER PRINTEMPS ÉTÉ AUTOMNE
 
1 Ban Ki-moon demande plus d'engagement de la part des dirigeants du G8. 
 (G8:潘国連事務総長の要請-温暖化対策)

 2008年7月1日
《もし私たちが断固とした行動をとらなければ、世界中でさらに1億もの人々が貧困限界よりさらに下回るところへ落ちる可能性があります。》、バン・キ・ムン国連総長は食糧危機の問題を言及するとともにそれらのことを警告している。
社会事象 231-233
2 Les antennes relais.  (携帯電話中継アンテナ)

 反響の大きいよびかけ
 携帯電話から出る電磁波が癌を発生させる?
前頭葉と側頭葉に腫瘍をもっていた患者を調査すると携帯電話を頻繁に使用していたとのことなのだが。。。

科  学  234-236
3 Lévi-Strauss : le misanthrope humaniste. 
 レヴィ・ストロース ブレイヤッド入り)

 同時代の文化人類学のリーダーの一人であるクロード・レヴィ・ストロースは、ユネスコの依頼をうけて二回にわたり人種差別問題に関する検討を発表した。一回目は1952年「人種と歴史」に、二回目は1971年「人種と文化」に収められている。
人種と歴史
 人類は単調で平板な体制の下に発達したのではなく、社会と文明がとてつもなく多様化された世界を通して発展してきている。この理知的、審美的、社会的な多様性は、生物学な人種を表す地図とは異なっている。人類の人種よりも人類の文化のほうがより多く存在するのだ。
またそれらの多様性は昇順で並ぶものとは別のものである。
歴史文化  237-239
4 Déclaration commune du sommet de Paris pour la Méditerranée.
(地中海連合共同宣言)


 (パリにつどった)ヨーロッパと地中海沿岸諸国の国家元首ならびに政府首脳は2008年7月13日、平和で民主的な協力および発展の場として、地中海沿岸を変革することを、共通の政治的意思によって推進する努力を再び起動にのせるべく、下記にあげた共通の表明(共同声明)を採択する決意をかためる。
≪バルセロナプロセス≫
政治経済  240-242
5 La confiance en l' État est au plus bas.  (年金問題)

 倫理感の衰退は公共部門において避けられない事実である。年金制度組織体は、人というものは脆弱なものであるという意識もたなければならない。それが公務員であったとしても。現金を前にしたとき、それらを利用したいという避けがたい欲求がうまれる。中国の思想家荀子の説で言い換えると、人間の本質とは根本的には「悪」であるということだ。
現代日本 243-245
6 L' environnement s'est progressivement imposé aux sommets du G8.
(G8:次第にさけられなくなってきた環境問題)

 次第に、環境に関することがG8サミットで避けられない議題となった。
7月8日(火)洞爺湖で開催されたG8サミットの共同宣言に使われている表現は、失望させるものとなるだろう。というのも世界的な自然環境危機は途方もない挑戦に直面しているのであるが、国家首脳の面々は相当に慎重で、相当に駆け引き上手であること、最終的にはすべてを「考える」とである。しかし、歴史的に見て、気候変動はこの数年間驚くべき変化の記録が示されている。
社会事象 246-248
7 Les vrais dangers du portable. (携帯電話の真の危険性)

 今や生活必需品となっている携帯電話に危険性があるという。
携帯電話が発する電磁波によって癌になる可能性が指摘されている。
確かに命に関わる病気ではあるけれど、り患する確率がどれほどあるのかは不確かであり、これだけ広がっている世界にその危険性を投げかけるには勇気がいるようだ。
結局、どうなのかが一番重要なのだが。
科  学 249-251
8 Claude Lévi-Strauss 
 (ユネスコでレヴィ・ストロース第1回講演)

 文化人類学者レヴィ・ストロースは、数ヵ月後に100回目の誕生日を迎える(2008年)。
1908年11月生まれ、クロード・レヴィ・ストロースは自身のもつ啓蒙の精神の勇気をまったく衰えさせていない。フォントネル(Fontenelle)の冷淡さをすべて示すとともにルソーの知的な崇高さを考えるとレヴィ・ストロースは独特のパラドクスの中にいる。18世紀には出てこない著名人のうちの一人、今の時代に作られたかのような人物であり、人々に与えた感動と喜びに対する感謝の念は計り知れない。フランスの行動様式と良識そして思考の高さを守っていくためにまさに彼の存在は必要であった。
歴史文化 252-254
9 De l'Union méditerranéenne à l' Union pour la Méditerranée(UPM) 2007-2008.
 (バルセロナプロセス: 地中海のための連合)

 地中海連合構想はもともとサルコジが2007年大統領候補となった時の選挙キャンペーンで提唱した構想である。
地中海連合の対象国にはイスラム世界が含まれており、サルコジはアラブ諸国との和平を促す役割を果たすと考えていた。会議にはイスラエルも招待されていた。
政治経済 255-257
10 Une société à faible émission de carbone. (低炭素社会)

福田首相が4つの提言を行っている。
1 技術革新の発展とすでにある技術を普及させること
2 低酸素社会へと移行していくための枠組みをつくること
3 地域の役割を明確にする
4 国民一人一人が二酸化炭素削減の当事者としての自覚をもつ
具体的な提言と言っている割に、なにが具体的なのか???
現代日本 258-260