Ecole de français du Kansai -Traduction, Interprétariat, Guide-
 
 
 
 
HIVER PRINTEMPS ÉTÉ AUTOMNE
 
1 Abe à Fukuda.  (安倍から福田へ)
突然の辞任
 2007年9月25日、福田康夫は自身の所属する党自由民主党と公明党との連合政府を組織した。9月12日記者会見の際、総理大臣安部晋造が突然の辞任を表明した後、彼は急遽自民党党首に選出された。安倍氏の突然の辞任は多くの衝撃をもたらせた。7月29日の参議院選挙での自民党の敗北の後、首相は8月の末に内閣改造を実施した。辞職を表明するその2日前、彼は与党と野党の当選議員の間にある戦いがまさに始まろうとしていると国会前の一般政策演説で話していた。
現代日本 172-174
2 Les plastiques biodégradables. 1  
(生分解性プラスチック)
これからフランスで提示されるバイオマスで製作されるプラスチック袋は環境にどんな有用性があるのか?その袋は科学的に信用性のある代案なのか、もしくは見せかけ上のマーケティングの影響なのか?「科学と未来」誌が独占的テストを行った。
「生分解性(微生物によって分解されるもの)というのは万能薬ではない。」
ノーベル物理学賞受賞者、やわらかい物質(ソフトマター)の父であるピエール・ジル・ドゥ・ジェンは、これに反対を唱える。

「用語」
プラスチック バイオプラスチック 植物系プラスチック
複合系グリーン素材(植物系)プラスチック
部分分解(崩壊性)プラスチック
オクソ生分解性(酸化分解性)プラスチック
生分解性プラスチック 堆肥となるプラスチック
再生プラスチック リサイクルプラスチック
再利用可能プラスチック 評価の高いプラスチック
 フランス語をどう日本語に換えるのか、ネットを多用した。
科  学 175-177
3 Forum économique mondial. (世界経済フォーラム)
環境保護活動のグローバル化
プリマフュエル(Primafuel)が経済フォーラムの「テクノロジー・パイオニア賞」を受け取った。これは企業の革新的な戦略に主眼をおいた賞である。
この会社の目的は、二酸化炭素の放出のない経済を創造すること。道は遠いだろうがモチベーションがすばらしい。「プリマフュエル(Primafuel)はビジネスをするための企業ではなく、問題を解決するための企業である。」とその男は断言する。地球のための新たな「ビジネスモデル」を作りたいと思っている。
社会事象 178-180
4 La gratuité va-t-elle tuer la culture? (文化とネット)
ジャック・アタリとデニス・オリヴェンヌの対談
 インターネットを介して音楽・映画フィルム・本などをダウンロードすることは創作品や文化の多様性を危険にさらすのか?
未来に情熱を傾ける情熱的なエッセイニストとフナック(Fnac)の社長の対決。
ジャック・アタリ: 無料というのは今日始まったのではありません。古典的作品の多くは無償で鑑賞できました。そして音楽やその他の芸術は私的なパトロンをもっていましたが、大多数の作品は全てでないにしても、それは金銭よりもほかの動機のために創作され続けてきました…
音楽には以前からラジオとともにあることが知られています。ラジオが登場した時今日のインターネットと同様の戦いがありました。。。
歴史文化  181-183
5 L'essentiel de l'entretien du président. 1
(サルコジ大統領会見)
国際的な危機
 私が共和国の大統領に選出されて以来、石油のバレル価格は2倍になりました。
急な下落をみたドルとともにユーロは信じられないレベルになり、原料は高騰していました。
フランスは四重のショックと立ち向かわねばならないのです。私がその結果として引き出したこと、私がフランス人に言いたいこと、それはこの四重のショックには改革と変化そして適応が必要だと言うことです。世界の成長率が5%である時、私たちは変化しなければならないのです。
政治経済 184-185
6 D'Abe à Fukuda. -suite
福田康夫権力の座を射止める。
安倍晋三の辞任後、自民党次期総裁としてもっとも有力視されていたのは、内閣官房長官であり元外務大臣であった麻生太郎である。麻生氏が安倍政権の勢力圏の一部をなしていたことが、彼に不利に働いた。安倍政権とその仲間内内閣(全て若手議員からなる)に反対する自民党の派閥は古賀政男が率いる派閥(古賀派)がすでに支持を表明している福田康夫を支持することとなった。麻生太郎は彼自身の派閥(為公会(いこうかい)・麻生派)だけに甘んじなければならなかった。福田氏は自民党の総裁選の勝利を容易に獲得すると見られていたが、麻生氏が自民党の旧体制に反対するものの批判を取り入れそこから回ってきたかなりの票数を獲得したこともあり、圧倒的な優位とまではいかなかった。
現代日本 186-188
7 Les plastiques biodégradables. 2
福田康夫権力の座を射止める。
安倍晋三の辞任後、自民党次期総裁としてもっとも有力視されていたのは、内閣官房長官であり元外務大臣であった麻生太郎である。麻生氏が安倍政権の勢力圏の一部をなしていたことが、彼に不利に働いた。安倍政権とその仲間内内閣(全て若手議員からなる)に反対する自民党の派閥は古賀政男が率いる派閥(古賀派)がすでに支持を表明している福田康夫を支持することとなった。麻生太郎は彼自身の派閥(為公会(いこうかい)・麻生派)だけに甘んじなければならなかった。福田氏は自民党の総裁選の勝利を容易に獲得すると見られていたが、麻生氏が自民党の旧体制に反対するものの批判を取り入れそこから回ってきたかなりの票数を獲得したこともあり、圧倒的な優位とまではいかなかった。
科  学 189-191
8 L'essentiel de l'entretien du président. 2
大統領インタビュー 要約
・不法移民...・教育...・年金
 決定することは国家の長として他の誰もすることのできない私の仕事です。明確に話しましょう。年金は支払われなければなりません。金を捻出するための3つの方法があります。第1は年金を減らすことです。これは、年金はすでにかなり低いという理由から拒否しました。特に配偶者を亡くした人が受け取る転換年金について考えています。現行の54%から60%にもっていくつもりです。第2の方法は分担金を増やすことです。私たちの政策は労働の名誉を回復すると言うことですから、分担金を増やすと言うことは地方分散化を推し進めているフランスにおいて、労働に対する時間と賃金を不活発にすることを意味し、それが理由で拒否しました。・・・
政治経済 192-194
9 La loi qui a sauvé le livre. (書籍の再販制度)
「ラング法」の方がよりなじみ深いか、1981年8月10日付書物の定価を制定した法律である。この法は1980年の初め、文化的産業、特に書物の関連産業が発展する中で起こった。70年代までは出版社と書店との関係は安定していた。それらが適切な価格制度の維持を可能としていた。出版社による価格表示は任意であった。価格が示されていれば書店は一般的にはその価格に従ったが、値引きすること、さらには値上げして書物を販売する自由は残っていた。
歴史文化 195-197
10 Forum économique mondial.
ダボス会議はスイス在住の大学人ドイツ人クラウス・シュワブによって創設された。ジャン・ジャック=セルヴァン−シュレベールによって1967年に発表された「アメリカの挑戦」に衝撃を受けた彼は、マサチューセッツ工科大学(MIT、ボストン近くにある理工系と技術者のリーダー養成大学)で専門課程を終える。「欧州の挑戦」を提言し、それに答えることを望んでいた。そのために彼は欧州の企業指導家からなる協会を作り、最初のシンポジウムを経済情勢担当欧州委員レイモンド・バールからの資金援助を得て1971年に開催した。
社会事象 198-200