|
|
1 |
Le tsunami Murakami.(村上という大波)
村上春樹
このテキストで取り上げられていたのは『1Q84』だった。
訳をつけるために小説を読んだ。予習を忘れ小説にのめり込んだ。夜空を見上げてもう一つの月を探す習慣が何か月も続いてことは言うまでもない。
|
現代日本 |
671-673
|
2 |
Sida : l'espoir d'une possible fin de la pandémie
(エイズ:感染終結への期待)
エイズが広がり始めたころ、原因不明の死の病に対する恐怖感に加え、感染者にゲイや麻薬の常習者が多かったことから、感染者に対して社会的な偏見が持たれ、しかも感染力が強いこともあり急激に拡散したことも恐怖を与える一因だった。その後病原体HIVが同定され、異性間性行為による感染や出産時の母子感染も起こり得ることが知られるようになる。薬の開発も進みエイズ=死という病気ではなくなってきているようだ。
* INVS : 国立衛生監視研究所。
* Unitaid : 国際医薬品購入ファシリティ。途上国におけるエイズ・マラリア・結核の治療普及を支援する国際機関。
|
科 学 |
674-676 |
3 |
La France des machos.(男尊女卑者たちのフランス)
フランスの政治家でスキャンダルだらけのドミニク・ストロス=カーン(DSK)。
2011年5月にニューヨークで性的暴行、強姦未遂容疑で身柄を拘束された。
フランスは男尊女卑の国。政治家や管理職の中での女性率によってそれを指摘する記事をよく目にする。
この事件はそもそも、当時国際通貨基金(IMF)の専務理事だったDSKが、ニューヨークに仕事で出張中、滞在先のホテルで働いていた女性に性的暴行を加えたとして女性から訴えられたもの。
大統領選に向け彼が有力候補であったことも関係しているようだが、フランスでこの手の話が表にでてきて、失脚するということそのものが珍しいという意見もある。
|
社会事象 |
677-679 |
4 |
La planète africaniste.(アフリカ学の世界)
アフリカ大陸の一部がヨーロッパの植民地となっていた時代、アフリカを研究するのはヨーロッパ人であった。ヨーロッパの研究者たちはアフリカ人をも研究対象としていた。アフリカが植民地からの独立を果たした今、アフリカの頭脳が世界各国に散らばっている。
|
歴史文化 |
680-682 |
5 |
Triste empire poutinien.(悲しきプーチン帝国)
2012年の大統領選挙でプーチン大統領が再選された。筆者はロシアの悲劇はこの選挙結果ではなく、1917年のロシアと今のロシアの類似点を指摘する。教養があり生活水準の高い富裕層と極貧にあえぐ農民とによって国が二つに分かれているという。同じロシアの台地に住み、同じ言語を話すにもかかわらず異なる人生の歩みが存在する。
|
政治経済 |
683-685 |
6 |
Les confessions de Kitano.(北野の告白)
北野武監督の「Hana-Bi」が第54回ヴェネツィア国際映画祭にて金獅子賞を受賞
日本では漫才師や司会者として有名なビートたけしであるが、海外では監督として名が通っている。
|
現代日本 |
686-689 |
7 |
SIDA L’épidémie peut être vaincue d’ici 20 ans.
(エイズ:20年後には撲滅できる)
知識を得ること、予防すること。そしてり患しても薬を服用することで死の病から抜け出し、感染拡大もなくなるという。今から20年、2032年に期待したい。
|
科 学 |
690-692 |
8 |
La société française a-t-elle évolué ?
(フランス社会は変わったか?)
ナタリー・ジュヌヴィエーヴ・マリー・コシュースコ=モリゼ(Nathalie Geneviève Marie Kosciusko-Morizet:NKM)、フランスの政治家。国民運動連合所属。フランソワ・フィヨン内閣で環境担当閣外相を務め、2010年より環境・持続可能開発・運輸住宅大臣に就任。
彼女から見たDSK事件とは?
|
社会事象 |
693-695 |
9 |
La traduction est une forme d’hospitalité linguistique.
(翻訳は言葉によるもてなしである)
|
歴史文化 |
696-698 |
10 |
Russie: "Poutine craint un éventuel printemps russe"
(プーチンは「ロシアの春」を懸念)
プーチン大統領 3回目の任期
ここで問題になっているのは、圧倒的な票を獲得したプーチンに不正行為があったのかどうか等である。
インタビューに答えたジャーナリストTania Rakhmanovaはそれを否定し、仮に不正行為がなくともプーチン大統領は票を獲得しただろうという。
どうしてなのか。
|
政治経済 |
699-701 |